日本人が長寿な理由

こんにちは。この前、いとこと一緒に祖母の78歳の誕生日をお祝いに行ってきました。いつもはお茶しか飲んでいないので少し甘いカフェオレを持って会いに行くととてもおいしそうにごくごく飲んでくれ嬉しくなったたまちゃんです。歳を取ってもまだまだ元気でいてほしいなあと思いました。

78歳と聞いても最近は驚かない年齢ではないですか?それは日本が超高齢化社会になってきたからです。今現在、日本には65歳以上の高齢者が3,459万人もいるんです!!これは日本の総人口の27.3%に当たります!(^^)! 多くの人が長生きできる時代になったんですね。

 

日本はなぜこんなに長寿国になったのでしょう?日本の65歳以上の高齢人口は昭和25年には総人口の5%未満でしたが、昭和45年に7%を超え、さらに平成6年には14%を超えました。それからも高齢化率は上昇を続け現在の27.3%に達したのです!!このようになった理由として以下のようなことが考えられています。

1日本食(和食)

日本食は「脂肪分が少ない」ことが特徴として挙げられ、世界の先進国に比べ脂肪摂取量が非常に少なくなっています。その他、米飯を中心とした「穀物摂取量」や「魚の摂取量」が多い特徴も挙げられます。さらに豆腐やみそ、納豆などの「大豆製品」の摂取も多く動脈硬化になりにくい食文化であると言えます。普段飲む緑茶も実はカテキンやビタミンCなどの「抗酸化物質」と呼ばれる物質を含み、がんや動脈硬化を予防する効果が期待されます。伝統的な和食では脚気や各種欠乏症がみられましたが、現代風にアレンジした食事によって日本の健康長寿が支えられていると考えられています。一方塩分の摂りすぎや脂肪の過多、野菜不足も現代は見られるようになりました。昔の良さを残しながら、現代風に変化を効かせた日本食を大事にしていきたいですね(^^)

2医療制度の充実

長生きするためにもちろん医療制度は不可欠です。日本には複数の社会保険の制度があり、加入が義務付けられています。これを「国民皆保険制度」と言います。保険に加入しているため万一の時に、受けたい医療を金銭的な心配をせずに受けることができるのです。

また、年1回の定期健康診断を受ける体制が整っており、異常の早期発見・早期治療が可能になり、病気を重篤化することなく治療する、あるいは病気そのものを未然に防ぐことができます。一方諸外国においては、「国民皆保険制度」がなく、医療費はすべて自費という国があり、民間が運営する医療保険に加入し、必要な医療を賄わなければなりません。このような国では貧富の差が大きく、貧困層は健康に対して気を使うことが難しく、気づいた時には重症化しているケースが多いようです。

さらに日本は、自費ではありますが人間ドックや脳ドック、がん検診など、より詳細な検診を含む健康診断を受けることができ、これらの検診を受ける人が多く見られます。こうした医療制度の充実が日本国民全員の平均寿命の底上げにつながっているんですね☆

 

毎日の健康的な食事に加え、必要な医療を適切に受けることのできる環境があるから日本は長寿国と言われるようになったんですね(^^)/~~~歳を取っても元気でいられるようにみなさん、日々の生活習慣を規則正しくしていきましょう♪

 

<参考>

公益財団法人 長寿科学振興財団:健康長寿ネット「日本人はなぜ長生きか」

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/tyojyu-shakai/nagaiki.html

内閣府:第1章 第1節 高齢化の状況

http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/html/zenbun/s1_1_1.html

なるほどニャ (1 投票, 平均: 1.00 / 1)
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