どれだけ運動すればいいの?

こんにちは、みかちんです!

2018年も残すところあと1ヶ月となりました!年末から年明けにかけてクリスマスや忘年会、お正月、新年会とイベントごとも多いのではないでしょうか。

イベントごとが多くなるとついつい食べ過ぎてしまったり、運動不足になりがちです。

その習慣が続くとメタボリックシンドロームなど生活習慣病になりやすくなります…

 

今回は、生活習慣病予防のために必要な活動量についてお話しします!

 

◯消費カロリーは体重によって違う!

消費カロリーはその人の体重によって異なり、同じ運動でも体重が2倍になると、消費するカロリーも約2倍になります。

 

次の表は摂取カロリーごとに体重別の消費にかかる活動時間を示しています。

 

体重
50㎏ 60㎏ 80㎏
生ビール
400ml
(160kcal)
普通歩行 61分 51分 38分
ジョギング 26分 22分 16分
水泳 18分 15分 11分
コーラ
500ml
(225kcal)
普通歩行 86分 71分 54分
ジョギング 37分 31分 23分
水泳 26分 21分 16分
ポテトチップス
30g
(166kcal)
普通歩行 63分 53分 40分
ジョギング 27分 23分 17分
水泳 19分 16分 12分

 

体重によって消費カロリーは異なりますが、やはり余分に食べすぎてしまうとその分、これだけたくさんの運動をしなければならないということになります。

 

消費カロリーは体重によって異なるため、厚生労働省は「健康づくりのための身体活動基準2013」で必要な運動量を「メッツ」「エクササイズ」という単位を用いて示しています。

 

◯メッツ・エクササイズとは…

「メッツ」とは、身体活動の強さを安静時の何倍に相当するかで表す単位で、座って安静にしている状態が1メッツ、普通歩行が3メッツ、ランニングは8メッツなど、その運動ごとにメッツ数が異なっています。

また、運動をどれぐらいの時間行なったかということを「エクササイズ」という単位であらわします。つまり、「エクササイズ=運動の強度(メッツ)×時間」となります。

 

◯どれくらい運動すればいい?

生活習慣病予防のために厚生労働省が定めたエクササイズガイドでの目標は、

「週23エクササイズの活発な身体活動!そのうち4エクササイズは活発な運動を!」

とされています(18~64歳の運動基準)。

「活発な身体活動」とは、体を動かす日常動作のことです。1エクササイズ分に当たる身体活動は例えば、普通歩行20分、自転車15分、庭仕事15分、階段昇降10分などです。

「活発な運動」とは、日常動作よりも体を動かす運動のことです。1エクササイズ分に当たる活発な運動は例えば、ゴルフ15分、早歩き15分、軽いジョギング10分、テニス10分などです。

つまり、普通のスピードで1日合計1時間歩けば3エクササイズ、1週間続けると21エクササイズ、軽いジョギングやテニスを40分すれば活発な運動4エクササイズで合計25エクササイズになります。

 

これぐらいの運動量なら負担もあまり大きくないため、日常生活の中で少し意識するだけででき、すぐに習慣にしやすいのではないでしょうか。

 

また、厚生労働省では国民がより実践しやすいように「アクティブガイド」というガイドラインが示されました。『+10(プラステン):今より10分多く体を動かそう』をメインメッセージに、理解しやすくまとめられています。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

厚生労働省、e-ヘルスネット アクティブガイド

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-01-002.html

 

ぜひ毎日の生活に少しずつ運動を取り入れてみてくださいね♪

 

徳永佐枝子、塚原丘美、メタボ対策・特定保健指導のためのこれだけ食べたらこれだけ運動カード、講談社

厚生労働省、健康づくりのための身体活動基準2013https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002xple-att/2r9852000002xpqt.pdf

 

厚生労働省、e-ヘルスネット アクティブガイド

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-01-002.html

食べ物図鑑 ~魚~

食べ物図鑑シリーズ、長らく私、ごみしが担当してきましたが、とうとう最終回となってしまいました!

最後はです。みなさん魚は好きですか?

魚には、必須脂肪酸であるDHAやEPAが豊富に含まれており、血液をサラサラにし、血管の健康維持に関わります。(これらは、ヒトの体内では合成酵素を持たないので、作ることができません…!)

季節 旬の魚
春(3~5月) カツオ、マス、サワラ、アサリ、トビウオ
夏(6~8月) アジ、アナゴ、ハモ、カレイ、スズキ
秋(9~11月) カンパチ、サケ(白鮭)、サンマ、イワシ
冬(12~2月) ブリ、ウニ、カニ、タラ、車エビ

 

魚の旬はおおよそ上のようです。

気候や環境によって時期は前後しますので、あくまで目安としてください。

各季節から1つずつ魚を紹介したいと思います。

 

○春

サワラ(鰆)

漢字からもわかるように、春が旬です。

出世魚で、サゴシ→ナギ→サワラと、大きくなるにつれて名前が変わります。

カルシウム吸収を助けるビタミンDがたくさん含まれていますよ。

塩焼きや西京漬けなど、焼き魚としてだけでなく、お吸い物にも使われます。

身がやわらかくてあっさりして食べやすい魚です。

 

○夏

アジ(鯵)

焼いたりお刺身として生で食べるほか、フライにしたり、干物にもします。

年間を通して入手しやすく、お家でもよく使われるのではないでしょうか?

カルシウムやビタミン類が豊富で、夏場には酢を使ってマリネや南蛮風にすると、さっぱりと食べられますね。

 

○秋

サンマ(秋刀魚)

秋を代表する魚の一つですね。焼きサンマは頭と太い中骨以外はすべて食べられます。みなさんはきれいに食べられますか?

サンマには、皮膚を丈夫にするビタミンAや赤血球づくりを助け、貧血を防ぐビタミンB12が豊富です。

 

○冬

ブリ(鰤)

これも出世魚なのですが、地方によって呼び方が異なります。

・関東・・・ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ

・関西・・・ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ

・・・全く違いますね!

寒ブリ、と言われるほどですから、冬に必須脂肪酸のDHAやEPAを豊富に含んだ脂をたっぷりのせてお店に並びます。

照り焼きにしても、ブリ大根のように煮ても、やわらかく、うま味がしっかり出ます。

 

 

魚はほとんどがアミノ酸スコア(たんぱく質の構成バランスの度合い)が100であり、たんぱく質食品としてとても優秀です。

お肉と比べても、必須脂肪酸の多い良質な脂が豊富です!

ぜひ、いろんな食べ方で栄養たっぷりのいろんな魚を味わってみましょう!

減塩のコツ

減塩のコツ☆

 

皆さんこんにちは!今回コラムを担当させていただく「すず」です(*^_^*)よろしくお願いします☆

今日のテーマは「減塩のコツ☆」です!

減塩、とよく言われますが、いったいどうして減塩が必要なのでしょうか?(・・?

 

塩分を過剰に摂取すると、血中の塩分濃度が高くなり、

それを薄めようと血管の中にどんどん水分が入ってきます。

すると、血液量が多くなり、血管がパンパンになってしまいますよね。

これが「高血圧」の状態なんです。

 

この状態は、血管に負担をかけてしまいます。いつか血管が破れてしまうかもしれません。

脳で破れた場合は「脳出血」、心臓で破れた場合は「大動脈解離」などなど…深刻な病気を引き起こす恐れがあります。

 

そこで役立つのが減塩です!塩分の量を減らして、高血圧を緩和し、病気のリスクを軽減させましょう☆(0▽0 )

 

 

☆減塩のコツ☆

減塩するときに困ることは、「薄味で美味しく感じられない」ことではないでしょうか?

ちょっとした工夫で、美味しく減塩できるテクニックをご紹介します!

 

①だしの活用

だしは、日本で昔から使用されています。このだしに含まれるうま味(グルタミン酸やイノシン酸など)には、塩分が少なくてもおいしく感じられる作用があるんです!

さらに、昆布だしとカツオだしを合わせて使うと、「うま味の相乗効果」が発揮され、

昆布だしだけ、カツオだしだけよりも、何倍もうま味を強く感じられるんですよ!

 

②酸味の活用

レモン汁やすだちなど、酸味を活用すると、塩分が少なくても味が強く感じられます。

さらに、酸味は唾液や消化酵素の分泌を促したり、食欲を増進させたりといった効果も期待できますよ!

③香味野菜や香辛料の活用

味噌や醤油は、風味が良く、食事を美味しくしてくれる調味料ですが、塩分が含まれているため、使いすぎるのはよくありません。

そこで、風味や味の変化を補ってくれるのが、ネギやセロリ、生姜、しそ、山椒、みょうが、唐辛子などの、香味野菜・香辛料です!

うまく活用することで、物足りなさを解消することができます(^’^)

 

④外食やインスタント食、加工食品を減らす

外食やインスタント食、加工食品をよく食べていませんか?

実は意外と塩分が含まれているんですよ!週に何度も外食やインスタント食を食べるという方は、一度頻度を見直してみると良いかもしれません!

 

減塩はしたいけど、やっぱりハードルが高いなあ…

と思われた方もおられるでしょうか?

 

もっと手軽に減塩したいときは、

  • めん類のスープやだしを最後まで飲みきらない
  • 味付けを確認しないまま、卓上調味料をかけない

など、小さなことでも減塩への効果が期待できますよ♪

食卓の上に、しょうゆや食塩、ソースなどを置いている方は、それを手の届きにくい場所へ片付けてみることも、減塩への第一歩になりますよ!

 

 

いかがでしたか?(*^_^*)

想像するよりも、意外とちょっとしたことで減塩の効果があるんですよ!

ぜひぜひ実践していただき、美味しく楽しい減塩を目指しましょう(^o^)

 

壮年期のカテゴリーにも、高血圧や減塩についての記事がありますので、読んでみて下さいね!

 

<参考>

厚生労働省 e-ヘルスネット「栄養・食生活と高血圧」

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-002.html

 

国立循環器研究センター 病院「減塩について」

http://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/diet/diet02.html#-2-4

メタボって何?

こんにちは、チンアナゴが大好きなあかりんです。みなさんチンアナゴは知っていますか?

チンアナゴはアナゴの仲間で体はかなり細長いです。長さは30㎝ほどでとってもスタイルがいいんですよ。チンアナゴは水族館で観ることができるのでぜひ観てみて下さい。

ところで若い人はやせ願望が強く、やせ過ぎには注意と言われますが今回は反対のメタボについてお話していきます。みなさんもよく「メタボ」という言葉を耳にすると思いますが、メタボと聞くと、みなさんのお父さんぐらいの年かもっと年をとってからなるものだと思っていませんか?じつは若い方もメタボが増えているんです。

 

そもそも肥満の原因は、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回って体に溜まり、それが脂肪に変わって蓄積されていくことです。また運動不足になると体自体がエネルギーを少ししか使わないようになってしまうので消費エネルギーがさらに減って体に脂肪が溜まるという悪循環になります。

 

りんご型肥満洋梨型肥満とは?

りんご型肥満

おなかに脂肪がつくタイプ

脂肪が皮膚の下につく皮下脂肪型と、内臓のまわりにつく内臓脂肪型に分けられます。内臓脂肪型は、血中に脂肪を送り込みやすいことから動脈硬化などを起こしやすいタイプです。

 

洋梨型肥満

下腹部、ヒップ、太ももなど下半身に脂肪がつくタイプ

若い女性に多くみられるタイプです。ヒップに対するウエストの比率は=0.7以下が目安でほとんどが皮下脂肪型です。皮下についた脂肪は落ちにくく、血中に脂肪を送りことむことはなく、体型はあまりよくありませんがりんご型肥満に比べると、成人病に結びつきにくいタイプです。

 

自分がメタボかどうかはローレル指数BMI(Body Mass Index)で簡単に調べることができます。18歳以上はBMIを使ってください!

ローレル指数とは、学童の肥満度を表す指数です。

ローレル指数=体重(kg)/身長(cm)3×107で求められます。

98~117 やせ型
118~148 標準
149~159 やや肥満
160以上 肥満

BMIとは、世界中で用いられる肥満度を表す指標です。

BMI=体重(kg)/身長(m)2で求められます。

18.5未満 低体重
18.5以上25未満 普通体重
25以上 肥満

 

ぜひ計算して、自分の体型や体重が適正かどうかチェックしてみて下さい。

 

 

メタボを防ぐためには生活習慣の改善が大事です。朝食を食べなかったり、習い事で夕食時間・睡眠時間が遅くなっていませんか?このような生活を送っているとメタボになりやすくなります。

また、近年では脂肪や塩分の多いスナック菓子などの間食が多く出回り、気軽に手に入る環境にあります。さらにゲームなどの室内の遊びが多く、外に出て体を使って運動しないと、より太りやすくなります。

こうした生活習慣の積み重ねがメタボを発症させる大きな要因となるため、生活のリズムや食習慣・運動の習慣を見直し、今のうちから健康的な生活習慣を心掛けて下さいね 😆

 

 

<参考文献>

「管理栄養士・栄養士必携-データ資料集-」

「子どものメタボリックシンドロームが増えている/e-ヘルスネット情報提供」

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic

肥満を防ぐポイント!基礎代謝について

こんにちは、最近こたつを出したあかりんです。冬は美味しいものも多くたくさん食べるのに、寒くてなかなか家から抜け出せないため、体重が増加してしまう人も多いのではないでしょうか?

私もそのひとりです。これからクリスマスやお正月とイベントもひかえているのでこのままでは大変なことになってしまいますね。しかし太りたくないかと言って、食べる量を極端に減らすのは良くないです。太るのを防ぐためにも運動して代謝を上げることが大切です。

みなさんも一度は、ダイエットしようと思ったことはあるのではないでしょうか?

今回は、ダイエットをする上でとても重要な要素である基礎代謝についてお話していきたいと思います。

 

基礎代謝とはひとことで言うと、「人が生きていくのに必要最小限の機能を維持するために必要なエネルギー量」のことです。もう少しわかりやすく言うと「寝ているなど、体を動かしていないときも必要なエネルギー」の合計が基礎代謝というわけです。

ここで大切なことは1日のうち人が消費するエネルギーの約7割は基礎代謝によるものです。ランニングや、水泳などの運動をしても基礎代謝に比べると消費エネルギーは小さいんですよ。これは意外ではないでしょうか?

つまり、基礎代謝を上げることができれば、ちょっとした運動をするよりも効率的にエネルギーを消費できます。効率的にダイエットを考えるならまずは基礎代謝を高めることがポイントですね。

 

基礎代謝量には個人差がありますが、年齢によって大きく違ってきます。通常は十代後半の成長期が、基礎代謝量のピークとなります。年齢を重ねるごとに基礎代謝は低下していきます。基礎代謝量が減少すると「食事量は変わっていないのに、年を重ねるごとに太りだした」ということになります。みなさんも「今は太っていないから大丈夫」と思っていませんか?今はたくさん食べても高い基礎代謝のおかげで太りにくいだけで、30代、40代と年を取るとともに摂取したエネルギー量を消費できず、太ってしまう恐れがあります。

では基礎代謝を上げるためにはどうすればよいでしょうか?それは筋肉をつけることです。筋肉はエネルギーを消費します。よって筋肉量の多い人は基礎代謝が高いといえます。

 

基礎代謝を高めることが肥満を防ぐポイントなんですね。また、前回のコラムでお話したように今のうちから規則正しい生活を身に付けることで将来メタボになりにくくなります。自分の生活を一度振り返ってみましょう! 😀

 

<参考文献>

「基礎代謝量 e-ヘルスネット情報提供-厚生労働省」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-019.html

産後ケアのポイント

冬はこたつでまったりしたいあかりんです。冬は美味しい食べ物も多く、運動する機会も減り、太ってしまい困っています。普通に体重を減らすのにも大変ですが、初めての妊娠の後、どう元の体型に戻せばいいのか困っている方もいるのではないでしょうか? 🙄

 

妊娠すると、出産までの期間で体型がどんどん変化します。特に妊娠後期になってお腹が大きくなってくると、体重が増え、骨盤も歪み、大きなお腹を支えるために体型が変わります。産後には元に戻るだろうと思っていたのに赤ちゃんが生まれても体重は減らず、体型もなかなか戻らないというお母さんも多いのではないでしょうか。そこで今回は、産後の体型を元に戻すために、体型戻しの時期やおすすめの方法をご紹介します。

 

妊娠中に変化した体型がなかなかもとの体型に戻らないのはなぜでしょうか?

理由は以下の3つが考えられます。

◎運動不足

産後は、自由に体を動かせるようになるまでに時間がかかります。妊娠中の生活に慣れてしまって体を動かす習慣がなくなったり、赤ちゃんのお世話に追われる生活で運動する時間がとれなくなったりします。そのため、産後は妊娠前にくらべて運動量が少なくなり、体に脂肪がたまってしまいがちになります。

◎食事量の増加

妊娠中は大きなお腹に圧迫されて一度にたくさん食べられなかったり、控えなくてはいけない食べ物があったりしますが、産後は妊娠前と同じようにいろいろなものを食べられるようになります。また、授乳をしているとお腹が空きやすくなる人も多く、妊娠前に比べて食べる量が増え、それに比例するように体重が増えてしまうこともあります。

骨盤の歪み・緩み

出産のために歪んだ骨盤が原因で、やせにくい体になることもあります。緩み・開いた骨盤は、産後ある程度は自然と戻りますが、ケアをしてあげないと完全に元通りになるというわけではありません。完全に元に戻らない歪んだ状態のままで骨盤の動きが硬くなっていくと、体型が元に戻らない大きな要因になります。

 

産後約1ヶ月は出産のダメージを回復するために安静にしておく必要があります。その後、数ヶ月間は体型が元に戻りやすくなる時期です。

生後1ヶ月健診でお母さんの体に問題がなく体調が良ければ、体型戻しに取りかかるようにしましょう。

 

産褥体操・エクササイズをする

まずは、産後の体にやさしい産褥体操から始めましょう。産後すぐに走ったり飛び跳ねたりといった激しい運動は刺激が強すぎるため、静的な体操がおすすめです。

インナーマッスルを鍛えるヨガ、骨盤スクワットなどは、産後3ヶ月ほど経った頃から始めるのがおすすめです。

エクササイズほどの運動量はありませんが、ストレッチも効果的です。軽めのストレッチ程度なら産後1ヶ月を待たずに始めても大丈夫なので、無理のない範囲で少しずつ体を動かす習慣をつけていきましょう。

慣れてきて、体調も落ち着いて来たら、赤ちゃんをあやしながらの筋トレなどもおすすめです。

 

母乳育児にする

母乳をあげていたら自然と体重が減ったというお母さんもいます。

母乳育児を続けていると、お母さんは母乳を出すために1日に多くのカロリーを消費し、赤ちゃんに母乳をたっぷりあげることで自然とダイエットができますね。また、母乳をあげることで子宮収縮の効果が高まるので、体の回復にも効果があります。母乳育児中はお母さんがしっかりと栄養を摂取することが大切です。しかし、母乳を与える以上にカロリーを過剰摂取していると、余った分がお母さんの脂肪になってしまうので注意してくださいね。

 

骨盤を締める

お腹の赤ちゃんを支えている妊娠後期から出産までの間、お母さんの骨盤は開きっぱなしの状態です。開き切った骨盤は、産後に数ヶ月かけて元に戻っていきますが、前述の通り完全には元に戻りません。

骨盤が開いたままだと内臓の位置が下がって様々な不調をきたすだけでなく、贅肉がつきやすくなります。

そのため、産後は骨盤ベルトやガードルで補正をして、骨盤を引き締める体操を行うのがおすすめです。

 

産後は赤ちゃんの夜泣きで寝れなかったり、慣れない育児でヘトヘトになることも多いと思います。無理なダイエットをせずに育児を楽しみながら産後ケアを行ってくださいね。私たちも応援しています。

産後の体型戻しを成功させてキレイなお母さんを目指しましょう!

食べ物図鑑 ~肉~

こんにちは、ごみしです。

今回の図鑑シリーズは、みんな大好きお肉です。

 

お家でよく使われる牛肉と鶏肉、豚肉の違い、知ってますか?

いずれもお肉…つまりたんぱく質源ですね。どれもアミノ酸スコア(含まれる必須アミノ酸の比率を点数化したもの)も100で、質の良いたんぱく質食品です。

 

では、違いをちょっと細かくみていきましょう。

(100g当たりの成分 日本食品標準成分表2015より)

①牛肉

  エネルギー

(kcal)

たんぱく質

(g)

脂質

(g)

(mg)

ビタミンB1

(mg)

ビタミンB2

(mg)

和牛 かた脂身つき 286 17.7 22.3 0.9 0.08 0.21
和牛 もも脂身つき 259 19.2 18.7 2.5 0.09 0.20
レバー 132 19.6 3.7 4.0 0.22 0.19

 

牛肉には鉄分の中でも吸収されやすい「ヘム鉄」が多く含まれています。また、代謝に欠かせないビタミンB2も豊富なんですよ。

しかし、脂質もたくさん含まれています。なので、脂質の少ない鶏肉や、畑の肉と言われる大豆食品(豆腐や納豆など)も食べるようにしたいですね。

また、牛肉に関わらずレバーには鉄分が多く、貧血予防にうってつけです。ですが、食べすぎるとビタミンAのとりすぎに繋がってしまいます。数週間に1度、100g(5~6切)以内を食べるのであれば、大丈夫です。

 

 

②鶏肉

  エネルギー

(kcal)

たんぱく質

(g)

脂質

(g)

(mg)

ビタミンB1

(mg)

ビタミンB2

(mg)

もも肉 皮つき 204 16.6 14.2 0.6 0.10 0.15
もも肉 皮なし 127 19.0 5.0 0.6 0.12 0.19
むね肉 皮つき 145 21.3 5.9 0.3 0.09 0.10
ささみ 105 23.0 0.8 0.2 0.09 0.11

 

低脂質高たんぱくの食材の代表ですね。安くて使いやすいのもいいところです。

先ほどの牛肉と比べてもエネルギーの量や脂質の量が少なく、ヘルシー食材のひとつとして聞いたことがありませんか?

しかし部位や皮があるかないかでエネルギーや脂質の量が全く違うことが分かりますよね。ささみは特に脂質が少ないです。でも、いくらヘルシーと言われていても、フライドチキンのように油で揚げたものをたくさん食べていたら油の摂りすぎになってしまうので気をつけましょう。

 

 

③豚肉

  エネルギー

(kcal)

たんぱく質

(g)

脂質

(g)

(mg)

ビタミンB1

(mg)

ビタミンB2

(mg)

かた 脂身つき 239 18.3 17.2 0.5 0.70 0.22
かた 赤身 123 21.4 3.5 1.2 0.82 0.27
ロース 脂身つき 291 18.3 22.6 0.3 0.77 0.13
ばら 脂身つき 434 13.4 40.1 0.6 0.45 0.11

 

豚肉はビタミンB群が多いのが特徴です。

ビタミンB1は、体内のエネルギーづくりに欠かせない栄養素です。また、皮膚が荒れたり口内炎が起こった時などに、治そうと働きます。

焼いたり茹でたり、いろいろな料理に万能なお肉です。これからの時期、お鍋にしても美味しいですよね。

 

 

④羊肉(ラム肉、マトン肉)

北海道でご当地グルメとして食べられていますね。ラム肉とは、生後1年未満の仔羊を指し、マトン肉は生後2年以上のものをいいます。

ラム肉の方が臭みが少なく、柔らかさを活かしてバーベキューなどの焼き料理にされます。

一方のマトン肉は、煮込まれることが多いです。

 

 

この他にも、ウマ、シカ、ウサギ、イノシシなども食べられます。日本でも、野菜のイノシシやシカをジブエ料理として出すお店があります。世界では、トナカイやラクダ、カンガルーを食べる地域もあるんですよ。

 

お肉は動物や部位によって食感や味が変わります。

お肉を食べる時に、その違いを感じてみてくださいね。

 

【参考】 食事摂取基準(厚生労働省)、日本食品標準成分表(文部科学省)

和食の話③ ~伝統文化としての和食~

和食の話③ ~伝統文化としての和食~

みなさんこんにちは!さて今回も「和食」をテーマにお話ししていきます、「すず」です!

和食の話最終回!よろしくお願いします☆(^0▽0^)

 

さて、前回は和食のメリット・デメリットについてお話をしました。

今回は、伝統文化としての和食について、見ていこうと思います!

 

☆和食のルーツ☆

和食のルーツには、様々な料理形式が影響しているんです。

まずは大饗(だいきょう)料理

これは、確認できるもっとも古い料理の形式と言われています(゜-゜)

生物や干物を切ってならべたもので、味付けは自分の手元に置かれた調味料を自分でつけて食べていました。

古代の貴族・上流階級の人々が儀式の際に食べていた料理で、中国のスタイルを真似たものです。

 

次に登場するのが精進(しょうじん)料理

禅宗の僧侶が、中国から持ち帰った料理形式で、肉を食べず、植物性の食品のみが使われていました。

精進料理の調理技術が、鎌倉時代以降の料理文化の展開に、大きな影響を与えました。

 

そして本膳(ほんぜん)料理

もともとは武士の人々が食べていた料理を言います。大饗料理と精進料理が組み合わされた形式で、今の日本料理・和食の基本となった料理様式です。

特徴として、汁が登場します。そしてこの汁には、和食の特徴でもある「昆布とかつおからとった出汁」が使われていることからも、今の和食につながっていることが分かりますよね。

 

この本膳料理から発展したのが、懐石(かいせき)料理です。

実は、本膳料理は儀式的な意味が強く、作り置きをしていたので冷めた料理ばかりでした。

食事を楽しむというよりは、儀式のために食べるもの、という位置づけだったんですね。

そこで、「美味しい食事を楽しもう!」ということで生まれたのが懐石料理です。

 

始めは、お茶の席で美味しく茶を楽しむための料理でした。

一期一会」という茶の精神を受け、懐石料理も旬や季節を重んじるようになりました。

「一期一会」とは、一つ一つの出会いや機会は、二度と同じものはないことを表していて、「今この時が一生に一度のものであると考えて、誠意を尽くす」という意味があります。

季節や旬だけでなく、おもてなしの心から盛り付けや食器、作法などもどんどん発達していったんですよ(*^_^*)

そして徐々に「一汁三菜」を基本とした和食文化が作られていきました。

 

和食のルーツをたどってみると、中国の影響を大きく受けていたことがわかります。

そこからだんだんと日本らしい和食が生まれてきたんですね☆

その後は西洋からの影響も受け、日本の食文化と融合し、新しい料理も生まれていきます。

カレーライスやナポリタン、トンカツなどは、和と洋が融合した料理、「和洋折衷(せっちゅう)料理」なんですよ!知ってましたか?

 

☆和食の今とこれから☆

最近では、スーパーマーケットやコンビニで、手軽に食べ物を買うことができます。

そのため家で料理を作らないことや、欧米型の食事(肉や小麦、乳製品を中心とした食事)の割合が増えてきています。

食の選択肢が広がるとともに、和食の文化が衰えつつあるのが現状です(・o・;)

 

和食は日本の素晴らしい伝統文化であり、食事バランスや栄養面でも高い評価を得ています。

和食の文化を守るためにも、みなさん一人一人が和食に関心をもち、受け継いでいくことが大切なんですよ!(*^_^*)

 

ここまで「和食」についてのお話にお付き合いいただきまして、ありがとうございました!

ぜひこのコラムを読んで、少しでも和食に関心を持っていただければうれしいです。

みなさんが料理を作る時は、和食にもチャレンジしてみてくださいね♪(^^)/~~

 

<参考>

農林水産省 日本食の歴史

http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/rekishi.html

農林水産省 日本の伝統的食文化としての和食

http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/wasyoku.html

生活習慣を振り返ろう!

こんにちは。秋も終わりを迎え、どんどん冷えてきていますね。まだ耐えられる、と思って、こたつを出すタイミングを失いつつあるごみしです。

冬に向かっていくこの時期、風邪を引いたり、体調を崩さないよう気を付けたいですね。

元気に過ごすためには、丈夫な体づくりが大切になります。そのためにはどんなことに気を付けたらよいのでしょうか?

 

ヒトは、生まれながらにして体内時計を持っています。体温、血圧、睡眠などにより、生活のリズムを作る働きがあるんです。

この体内時計の周期は、約25時間と言われています。1日は24時間なので、ズレがありますよね?

実は、このズレは、朝日を浴びるとリセットされるんです

 

夜に、メラトニンが十分分泌されることで、寝るべき時間に眠気を感じ、ぐっすり眠ることができます。

このメラトニンは、セロトニンというホルモンが材料になっています。

セロトニンは、朝日を浴びることで分泌されます。

 

つまり、朝、きちんと起きて日を浴びることで、夜にきちんと眠ることができる身体の準備がされるんです!

 

ごはんを食べることも生活リズムづくりに関わっているんですよ。

特に朝ごはんは、前日の夕ご飯から12時間近く空いたあとの初めてのご飯になります。

エネルギー不足を朝ごはんでしっかり補うことで、体温が上がり、1日の活動準備ができます。

朝ごはんを食べると、免疫力が上がって病気になりにくい体になったり、勉強に集中できるようになります。

 

また、夕ご飯のあと、寝る前に夜食を食べしまったり、つい夜更かしして睡眠時間が少なくなってしまうことはありませんか?

こういった食生活や睡眠不足が習慣化してしまうと、空腹を感じさせるグレリンが増え、満腹を感じさせるレプチンが減ってしまいます。

すなわち…ついお腹が空いて食事やおやつを食べ過ぎてしまい、肥満につながる恐れがあるんです!

 

早寝早起き、朝ごはんが大事!とよく言われていますが、元気に体が活動できるようにするためには、食事や睡眠時間を規則正しくすることが大事なんですね。

年末年始は楽しい行事がいっぱいです。生活リズムを整えて、風邪に負けずに過ごしましょう!

 

 

 

(参考 「基礎栄養学」南江堂)

便秘大丈夫ですか?

先日、いつもお世話になっている農家さんのお友達の農園でだいすきなキウイを収穫させてもらい、テンションが上がりっぱなしのたまちゃんです。畑一面にキウイが実っていて夢のような場所でした。ところで、みなさんキウイって食べますか?実はキウイにはビタミンCが豊富ということ以外に便秘改善の効果があるんですよ!!知っていましたか?

そこで今日のテーマは「便秘」です(*^_^*)

便秘とは便が作られる過程や排便の仕組みに障害があって起こる「機能性便秘」と腸そのものの病変によって起こる「器質性便秘」の2つがあります。さらに「器質性便秘」は一過性の「急性便秘」と、便秘の状態が日常的に続いている「慢性便秘」、薬の副作用で起こる「医原性便秘」に分けられます。また、慢性便秘はさらに3つに分類されています。いずれも便秘とは一般的に便がスッキリ出ない、排便が順調に行われない状態のことです。こんな状態が続くなんて辛いですよね(゜-゜)

ではどうすれば便秘は予防できるかご紹介していこうと思います!!その前に理想的な便の量についてもお話しますね♪便の量は1日1回、バナナ2本分ぐらいの便が出るのが理想的な状態であると言われています。この理想的な便を目指す方法は以下のポイントがあります!ぜひ参考にしてみて下さい(^o^)

 

  1. 食物繊維の多い野菜や果物を食べる

(例えば、ごぼう、タケノコ、海藻類、キノコ類、こんにゃく、アボカド、干し柿、バナナがありますよ☆)

  1. 決めた時間に便意があってもなくてもトイレへ行き、規則的な排便の習慣を作る
  2. 便意があるときは我慢しない
  3. 腸の動きをよくするために1日に10~15分ぐらいの適度な運動をする
  4. 水分不足で便が固くならないように1日にコップ7~8杯ほど(約1.5ℓ)の水分をとる
  5. 空腹時(起床時など)に冷水あるいは牛乳を飲む
  6. 腹部を「の」の字を書くように右回りにマッサージする
  7. 温めると腸の動きが良くなるので腹部を温める

(入浴であたためるのもおすすめですよ(^o^)!!)

  1. 下剤を飲んだり座薬や浣腸で排便を促す

(下剤を飲むときはコップ2杯ほどの水と服用するのが効果的です♪)

 

これらのポイントをすべて実行しなくても大丈夫です。みなさんがチャレンジしやすいものを実行してみて下さい!そしてバナナのような便を目指しましょう☆

 

<参考>便秘:国立がん研究センター

https://ganjoho.jp/public/support/condition/constipation.html