妊娠高血圧とは🤰

みなさんこんにちは!いとちゃんです🌸

今回は妊娠高血圧についてお話ししようと思います!

⚫︎妊娠高血圧って?

「妊娠高血圧」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。

妊娠中は、体内で赤ちゃんを育てるために血液量やホルモンバランスが大きく変化します。その中で注意が必要なのが、この「妊娠高血圧症候群(妊娠高血圧)」です。これは、妊娠20週以降に初めて高血圧(収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上)がみられる状態を指します。

⚫︎症状は?

多くの方は自覚症状がほとんどありません。だからこそ、妊婦健診での血圧チェックはとても大切です☝️進行すると、頭痛、めまい、むくみ、急な体重増加などが見られることがあります。妊娠高血圧は、母体だけでなく胎児にも影響を及ぼす可能性があり、胎盤の血流が悪くなることで、胎児の発育が遅れたり、早産や胎盤早期剥離のリスクが高まったりします。こうしたリスクを防ぐためには、早期発見と適切な管理が非常に重要です!

⚫︎原因は?どんな人がなりやすい?

はっきりとした原因はまだ完全に解明されていませんが、妊娠高血圧症候群になるリスクが高いのは、もともと糖尿病や高血圧、腎臓の病気を持っている、肥満がある、年齢が高い(40歳以上)、初めての妊娠、双子などの多胎妊娠、ご家族に高血圧の方がいる、以前に妊娠高血圧症候群になったことがあると言った方々です。

⚫︎予防できるの?

予防のためには、バランスのよい食事と適度な運動、十分な休息を心がけることが基本です。

塩分の摂りすぎを控え、体重の増加を適正に保つことも大切です。また、妊婦健診での血圧測定や尿検査は、早期に異常を見つけるための重要な機会です。自己判断で受診を怠らず、医師の指導に従いましょう。

コラムの”壮年期“の所に「減塩を続けるコツ」というコラムも配信しているので、ぜひ参考にしてみてください✨

妊娠高血圧は一見健康な妊婦さんにも起こる可能性があります。日々の体調の変化を見逃さず、むくみや頭痛など気になる症状があれば遠慮なく相談しましょうね❗️

医療スタッフや周囲の人と協力しながら、安心して出産を迎えられるようにしましょう☺️

参考

https://www.jsog.or.jp/citizen/5709/

妊娠糖尿病について👩🏻‍🍳

みなさんこんにちは🌸 ゆうちゃんです!

今回は妊娠糖尿病について紹介したいと思います!

みなさんは妊娠糖尿病について耳にしたことはありますか?👂

妊娠糖尿病とは妊娠中のお母さん(母体)が高血糖になることで、母体だけでなく赤ちゃんにも影響を及ぼします。🌀

妊娠糖尿病を適切に治療すると、胎児が巨大児になるリスクを下げたり、妊娠高血圧症候群の合併が防げたりするという研究結果があります。また、妊娠糖尿病を治療しなかった人より帝王切開となるリスクを減らすこともできます!✨

そこで、妊娠糖尿病と診断された場合の食事について紹介します!👩🏻‍🍳

血糖値が上がりにくい食事のとり方のポイントは以下の4つです!

①食物繊維の多い食品を摂る

食物繊維には食後の血糖値の上昇を抑える効果があります!

毎食で食べる主食の米を玄米や雑穀米、パンをライ麦パンに変えることで食物繊維量をアップできます!👍🏻

また食物繊維を多く含む食品を以下の表に示しましたので、日々の食事の参考にしてみてください!😌

②GI値の低い食品を選ぶ

GI値(グリセミック・インデックス値)とは食後血糖値の上昇度を示す指標のことです。

食品のGI値によって分類されます。

・70~            高GI食品

・56~69       中GI食品

・~55            低GI食品

③ベジファーストを心がける🥗

食後の血糖値を急激に上昇させないためにはベジファーストも重要です!👩🏻‍🍳

ベジファーストでは

副菜

(野菜やきのこなどの食物繊維を多く含む料理)

↓↓↓

主菜

(魚や肉、卵などのたんぱく質を多く含む料理)

↓↓↓

主食

(血糖値が上がりやすいご飯やパンなどの炭水化物を多く含む料理)

の順で食べることで血糖値の急上昇を防ぐことができます!🍀✨

④規則正しい食事を心がける

規則正しい食事とは朝、昼、夕で3食、欠食せずにきちんと時間を決めて食べることです!

これにより、血糖値をコントロールしやすくなります!🙌🏻

生活の中に上手く4つのポイントを取り入れてみてください✊🏻

参考文献

https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/jyosei/naika/bosei-jsdp.html
https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/perinatal/bosei/bosei-leaf06.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo/65/12/65_635/_pdf

妊娠中の便秘について☝️

みなさんこんにちは!いとちゃんです🌸

今回は、妊娠中多くの女性が経験する悩みの一つである、「便秘」についてお話ししたいと思います!

そもそも、どうして妊娠中に便秘が起こりやすくなるのでしょうか?その理由としては、妊娠に伴うホルモンバランスの変化や、子宮が大きくなり、腸を圧迫することによる影響、つわりによる食事量や水分摂取量の減少など様々な要因が存在します。

では、妊娠中でも無理なくできる便秘対策にはどのようなものがあるのでしょう?

まず意識したいのは「水分摂取」です🚰

1日1.5〜2リットルを目安に、こまめに水分をとるようにしましょう。特に朝起きてすぐのコップ一杯の水は、腸を目覚めさせ排便を促す効果があります👍

次に大切なのが「食物繊維」の摂取です!

野菜、果物、豆類、海藻、きのこ類など食物繊維を豊富に含む食品をバランスよく取り入れましょう。食物繊維には腸の運動を活発にする働きがあります。さらに、ヨーグルトや味噌、納豆などの発酵食品も腸内環境を整えるためにおすすめです。

できる範囲で「軽い運動」を取り入れるのも良い方法ですよ🏃無理のないウォーキングやストレッチは腸の動きを促し、精神的なリフレッシュにもつながります。お腹が張ったり体調が優れない日は無理せず休みましょう。

便秘が長引くと、腹部の張りの原因にもつながり、さらに不快な症状が増えてしまいます。辛いときは、我慢せず産婦人科医に相談することも大切です。

妊娠中は体も心も敏感になる時期。便秘も小さな不調と思わず、早めのケアを心がけましょう。日々のちょっとした工夫で、快適なマタニティライフを過ごせるよう応援しています☺️

参考文献

https://www.kao.co.jp/merries/maternity-navi/qa/ans010/

https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-05-001

妊娠中の貧血予防💫

みなさんこんにちは🌸 ゆうちゃんです!

本日は貧血予防についてお話したいと思います!

妊娠中は貧血になりやすく、特に鉄欠乏性貧血が多いです。

そこで貧血予防のために鉄を上手に摂取できる方法について紹介します!

まず、鉄を多く含む食品を以下に示しました!参考にしてみてください!

ひじき(乾燥)は一見、鉄含有量が多いように思えますが、これは鉄鍋を用いて茹でた場合で、ステンレス鍋を用いると約9分の1にまで減少することが分かっています。💦

鉄には肉や魚など動物性食品に含まれるヘム鉄と、野菜など植物性食品に含まれる非ヘム鉄があります。ヘム鉄は非ヘム鉄よりも吸収がいいです。◎しかし、非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂取するとヘム鉄に変換されるため吸収が良くなります。🍋🍊

ビタミンCを多く含む食品を以下に示します!

鉄が多く含まれる植物性食品を食べる時はこれらを一緒に食べることを少し意識してみてください!🙌🏻

また、タンニンを多く含む緑茶やコーヒーは鉄の吸収を妨げるので、貧血気味のときは控えるようにしてください!

麦茶や水にはタンニンは含まれないのでおすすめです!✨

参考文献

https://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3a3-02d.pdf

https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/food/ye-022

https://tenki.jp/lite/suppl/romisan/2016/02/21/9811.html

https://www.morinaga.co.jp/protein/columns/detail/?id=180&category=health

妊娠中のカルシウムについて🐮

こんにちは🌸いとちゃんです!

お腹の赤ちゃんが成長するためには、お母さんが摂取するたくさんの栄養素が必要です。

今回はその中でもカルシウムについてお話ししようと思います!

妊娠期から授乳期は、赤ちゃんの骨を作るのに使われるため、お母さんからの十分な量のカルシウムが必要となります。

では実際にカルシウムをどのくらい摂取すれば良いのでしょうか❓

18歳〜49歳の女性に推奨されているカルシウム摂取量は1日650mgです。妊娠中や授乳中も変わらず、1日650mgの摂取が推奨されます。

しかし、妊婦・授乳婦の方でも平均500mg/日程度のカルシウムしか摂れていないのが現状です。

妊娠中はカルシウム吸収率が上昇するため、妊娠期に特別に付加量があるわけではありませんが、そもそも母体に不足があると、胎児へ十分なカルシウムが供給されません。普段から不足しがちな栄養素であることを意識し、しっかり摂るようにしましょう!

⭐️どんな食品から摂ればいい?

カルシウムを多く含む食品

牛乳1本 200ml220mg
チーズ1切れ 20g126mg
ヨーグルト1個 100g120mg
木綿豆腐1/3丁 100g93mg
納豆1パック 50g45mg
桜えび 5g100mg
しらす干し 10g52mg
小松菜1株 50g85mg
ほうれん草1株 50g25mg

また、ビタミンD(魚類や干ししいたけに多く含まれる)と一緒に摂ることで吸収率がアップします☝️

つわりの時期には、ヨーグルトやスムージーにして食感を工夫するのもひとつの手です💡

妊娠中は今だけでなく将来のことも意識した栄養摂取が求められます。カルシウム不足は胎児の成長だけでなく、母体の骨密度低下や妊娠高血圧にも影響します。食材選びや調理法に少し工夫を加えるだけで、習慣的にしっかり摂れるようになります。無理なく続け、健やかな妊娠・子育て期を過ごしましょう!

NYANI‘Sキッチンに「カルシウムたっぷりレシピ」も配信されているので、ぜひ参考にしてみてくださいね☺️

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版) 」https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001316468.pdf

厚生労働省「令和5年 国民健康・栄養調査結果の概要」https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001338334.pdf

不足しがちなビタミン「葉酸」🌱

みなさんこんにちは🌸 ゆうちゃんです!

本日はみなさんに葉酸という栄養素についてご紹介します!

妊娠中や授乳中の女性は、特に多くのビタミン・ミネラルについて、摂取量が十分ではないことが報告されています。

日本人女性にとって摂取量が不足しがちなビタミンとしては、葉酸が挙げられます。🌱

葉酸は、胎児の先天異常である神経管閉鎖障害の予防のため、妊娠前から充分に摂取していることが大切です。🙆🏻‍♀️

しかし若年女性の野菜摂取量は目標量の1日 350gに達していません。

食生活はすぐに変えられるものではないので、妊娠前から、野菜をたっぷり使った副菜でビタミンを摂る習慣を身につけることが大切です◎

葉酸は特に野菜に多く含まれています!🥗

以下に葉酸を多く含む植物性食品を示しますので、料理の参考にしてみてください!👩🏻‍🍳

また神経管閉鎖障害を予防するためには、通常の食事に加えて、サプリメントや食品中に強化される葉酸として 400μg/日摂取することが望まれると日本人の食事摂取基準で示されています。

⚠️ただし、たくさん摂れば良いというものではありません。過剰摂取により、健康障害を引き起こす可能性がありますので、サプリメントや強化食品から30~64歳は1,000μg/日、その他の年齢区分では900μg/日を超える葉酸を摂取すべきではありません。

⚠️さらに、サプリメントを摂取したからといって、野菜などの食事性葉酸を含む食品を摂取しなくてもよいということではありません。

サプリメントを上手く活用しつつ食事の中に葉酸を取り入れていきましょう!👩🏻‍🍳

https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/a29a9bee-4d29-482d-a63b-5f9cb8ea0aa2/aaaf2a82/20230401_policies_boshihoken_shokuji_02.pdf

バランスのいい食事🍳

みなさんこんにちは!いとちゃんです🌸

お母さんの健康と赤ちゃんの健やかな発育にはバランスの良い食事が大切です🤰

しかし、「バランスの良い食事が大事」とは分かっていても、いざ実践しようとすると、栄養バランスの良い食事って何?と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

バランスのいい食事の基本は主食・主菜・副菜を組み合わせて食べること💡

まずはそれぞれのポイントをお伝えします!

⭐️主食を中心に、エネルギーをしっかりと!

炭水化物の供給源であるごはんやパン、めん類などを主材料とする料理を主食といいます。妊娠中、授乳中には必要なエネルギーも増加するため、炭水化物の豊富な主食をしっかり摂りましょう🍚🍞

⭐️不足しがちなビタミン・ミネラルを、「副菜」でたっぷりと!

野菜、いも、きのこ、海藻などを主材料とする料理を副菜といいます。野菜をたっぷり使った副菜でビタミン・ミネラルを摂る習慣を身につけましょう!副菜は不足しすやいため、1日5皿(小鉢5つ)を目標にしてみて下さい🥬🍄

⭐️「主菜」を組み合わせてたんぱく質を十分に

主要なたんぱく質の供給源の肉、魚、卵、大豆製品などを主材料とする料理を主菜といいます。多様な主菜を組み合わせて、たんぱく質を十分に摂取するようにしましょう🥩🐟

⭐️乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などでカルシウムを十分に!

日本人女性のカルシウム摂取量は不足しがちです。乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などでカルシウムを摂るよう心がけましょう🥛

この表は5つの区分ごとに、妊娠前の食事からどれだけ食事を足せばよいかを妊娠初期・中期・後期に分けて付加量として示した食事バランスガイドです。

この表から、これまでの食事量からどれだけ増やせばいいのか参考にすることができますが、無理にバランスを取ろうとする必要はありません。

つわりで食事がうまく摂れない方や胃が圧迫されてあまり食べられないという方も食事を小分けにしたり食べられる量からで大丈夫です😌

食事バランスガイドと見比べて、1日の食事を振り返り、あと「何を」「どれくらい」食べるべきなのか知ること、無理なく続けられるよう、数日単位で食事を調整することが大切です👍

産後ケアのポイント

冬はこたつでまったりしたいあかりんです。冬は美味しい食べ物も多く、運動する機会も減り、太ってしまい困っています。普通に体重を減らすのにも大変ですが、初めての妊娠の後、どう元の体型に戻せばいいのか困っている方もいるのではないでしょうか? 🙄

 

妊娠すると、出産までの期間で体型がどんどん変化します。特に妊娠後期になってお腹が大きくなってくると、体重が増え、骨盤も歪み、大きなお腹を支えるために体型が変わります。産後には元に戻るだろうと思っていたのに赤ちゃんが生まれても体重は減らず、体型もなかなか戻らないというお母さんも多いのではないでしょうか。そこで今回は、産後の体型を元に戻すために、体型戻しの時期やおすすめの方法をご紹介します。

 

妊娠中に変化した体型がなかなかもとの体型に戻らないのはなぜでしょうか?

理由は以下の3つが考えられます。

◎運動不足

産後は、自由に体を動かせるようになるまでに時間がかかります。妊娠中の生活に慣れてしまって体を動かす習慣がなくなったり、赤ちゃんのお世話に追われる生活で運動する時間がとれなくなったりします。そのため、産後は妊娠前にくらべて運動量が少なくなり、体に脂肪がたまってしまいがちになります。

◎食事量の増加

妊娠中は大きなお腹に圧迫されて一度にたくさん食べられなかったり、控えなくてはいけない食べ物があったりしますが、産後は妊娠前と同じようにいろいろなものを食べられるようになります。また、授乳をしているとお腹が空きやすくなる人も多く、妊娠前に比べて食べる量が増え、それに比例するように体重が増えてしまうこともあります。

骨盤の歪み・緩み

出産のために歪んだ骨盤が原因で、やせにくい体になることもあります。緩み・開いた骨盤は、産後ある程度は自然と戻りますが、ケアをしてあげないと完全に元通りになるというわけではありません。完全に元に戻らない歪んだ状態のままで骨盤の動きが硬くなっていくと、体型が元に戻らない大きな要因になります。

 

産後約1ヶ月は出産のダメージを回復するために安静にしておく必要があります。その後、数ヶ月間は体型が元に戻りやすくなる時期です。

生後1ヶ月健診でお母さんの体に問題がなく体調が良ければ、体型戻しに取りかかるようにしましょう。

 

産褥体操・エクササイズをする

まずは、産後の体にやさしい産褥体操から始めましょう。産後すぐに走ったり飛び跳ねたりといった激しい運動は刺激が強すぎるため、静的な体操がおすすめです。

インナーマッスルを鍛えるヨガ、骨盤スクワットなどは、産後3ヶ月ほど経った頃から始めるのがおすすめです。

エクササイズほどの運動量はありませんが、ストレッチも効果的です。軽めのストレッチ程度なら産後1ヶ月を待たずに始めても大丈夫なので、無理のない範囲で少しずつ体を動かす習慣をつけていきましょう。

慣れてきて、体調も落ち着いて来たら、赤ちゃんをあやしながらの筋トレなどもおすすめです。

 

母乳育児にする

母乳をあげていたら自然と体重が減ったというお母さんもいます。

母乳育児を続けていると、お母さんは母乳を出すために1日に多くのカロリーを消費し、赤ちゃんに母乳をたっぷりあげることで自然とダイエットができますね。また、母乳をあげることで子宮収縮の効果が高まるので、体の回復にも効果があります。母乳育児中はお母さんがしっかりと栄養を摂取することが大切です。しかし、母乳を与える以上にカロリーを過剰摂取していると、余った分がお母さんの脂肪になってしまうので注意してくださいね。

 

骨盤を締める

お腹の赤ちゃんを支えている妊娠後期から出産までの間、お母さんの骨盤は開きっぱなしの状態です。開き切った骨盤は、産後に数ヶ月かけて元に戻っていきますが、前述の通り完全には元に戻りません。

骨盤が開いたままだと内臓の位置が下がって様々な不調をきたすだけでなく、贅肉がつきやすくなります。

そのため、産後は骨盤ベルトやガードルで補正をして、骨盤を引き締める体操を行うのがおすすめです。

 

産後は赤ちゃんの夜泣きで寝れなかったり、慣れない育児でヘトヘトになることも多いと思います。無理なダイエットをせずに育児を楽しみながら産後ケアを行ってくださいね。私たちも応援しています。

産後の体型戻しを成功させてキレイなお母さんを目指しましょう!

妊婦のインフルエンザ予防・対策

みなさんこんにちは。急に気温が下がり電車でマスクをしている人、くしゃみをしている人を見かけるようになりました。たまちゃんも寒くなると風邪をひいてしまいやすいので体調管理に気を付けないと!と思い最近、うがい手洗いを入念にしています。この時期、風邪はもちろん一番怖いのはインフルエンザですよね。毎年新型のウイルスが出たりしますが、予防接種で予防している人も多くいると思います。仕事や学校を休むのは避けたいですよね。では、ここで妊婦さんって予防接種していると思いますか?お腹に赤ちゃんがいるから、予防接種はちょっと怖い・・・と思ってしまう方もおられるのではないでしょうか。

今日は妊娠中のインフルエンザの予防・対策についてお話ししていきます。妊娠中は免疫力が低下しているのでインフルエンザなどの感染症にかかりやすい状態になっています。そこで抗インフルエンザワクチンの接種は感染しないために効果があると考えられています。でもウイルスを体に入れると胎児への影響が心配という声もあると思います(・・;)

しかし、実際インフルエンザワクチンは病原体を無毒化した「不活性型」と言われるタイプなので胎児への影響はないとされています。ですから、怖がらず流行のピークを迎える前に出来る対策をしましょう。かかってしまうと妊娠中は重症化しやすいので、予防接種をする以外にも手洗いをこまめにしたりうがいをする出かける時はマスクをするなど自分で出来る予防も大切です。

もし、インフルエンザにかかってしまったとしても自力で治すなど絶対に我慢しないでください。薬を飲みたくないと思いがちになりますが、皆さんがご存知のようなタミフルやリレンザという抗インフルエンザ薬は発症後48時間以内に使用することが重要なのです。早期に使用することで重症化を防げます。タミフルは胎児への影響がないことがすでに報告されています。薬を使わずにいると重症化し、母体と胎児両者への悪影響が起こってしまう恐れがあります。

インフルエンザにかからないことが一番ですが、もしかかったとしても妊娠中だからといって治療できないことはありません。安心してかかりつけの産婦人科へ連絡してみましょう。予防のためのワクチン接種ももちろん専門的な知識を持つ病院へ相談することが大切です。

健康な身体で元気な赤ちゃんを産むために自分の体を大切に、できる予防を積極的にしていきましょう。妊娠中は色々な不安があると思いますが、しんどい時は我慢せずかかりつけのお医者さんへすぐに相談してみて下さいね(*^_^*)

 

<参考>

http://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/jigyo/boshi/influenza.htm

国立感染症研究所感染症情報センター

 

https://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/h1n1.html

国立成育医療研究センター

働く女性とつわり

働く女性とつわり

 

こんにちは。おぎゃわです。寒い日が続きますが皆さん体調は大丈夫でしょうか?本日は「働く女性とつわり」についてお話しします。つわりは妊娠した女性労働者を悩ますトラブルの中でも最も頻度の高いものです。妊娠すると大部分の女性はつわりを経験しますが、だいたい妊娠6週頃から始まって12週頃には落ち着くことが多いようです。

その原因は十分には解明されていませんが、妊娠したときに胎盤の絨毛という部分から分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが関係しています。

 

軽いつわりは病気ではありませんが、その程度がひどく食べ物はおろか水も十分飲めないほどになってしまったら、妊娠悪祖という病気です。

つわりの症状はひと様々ですが、ほとんどの場合、空腹で吐き気が強くなります。かといってたくさん食べると吐いてしまいますから、コツとしてはこまめに少量ずつたべることです。特に夕食から朝食までの時間が長いと朝の吐き気が強くなってしまうので、食べられるなら夜中におにぎりを少しつまむのも効果的です。

日中の仕事中にはなかなかこまめに食べるのは難しいので、簡単に食べられるプリンやゼリー、チョコレートなどを口にするといいでしょう。

さて、吐き気が強くて食べられない時にはどうすればいいでしょう。つわりは病気ではないから根性で我慢する?いえ、つわりはあなどれないものです。病院で治療を受け、場合によっては入院もあり得ます。確かに、つわりの時期の胎児はまだ小さくて発育するのにそれほどのエネルギーが必要なわけではないので、お母さんがたくさん食べる必要はないのですが、水とビタミンは重要です。

ビタミンの中でも特に重要なのは葉酸。葉酸はアミノ酸や核酸の合成に必要となる補酵素であるため、胎児の発育には重要で、その欠乏症は神経管閉鎖障害をはじめとする胎児異常や流産の発症リスクを増加させるといわれています。その必要量1日0.4mgの葉酸を野菜で摂取しようとすると350g程度必要で、この量は働いているつわりの女性にとってはなかなか食べられる量ではないかもしれません。そこで、いわゆる栄養補助食品から1日0.4mgの葉酸を摂取することが推奨されています。しかし、栄養補助食品の場合はとりすぎないように気を付けてくださいね!

もう一度繰り返しますが、つわりはあなどれないものです。あなただけの問題ではなく、胎児にも影響する場合があります。つわりでも遠慮なく医師や助産師に相談してみましょう。