産後ケアのポイント

冬はこたつでまったりしたいあかりんです。冬は美味しい食べ物も多く、運動する機会も減り、太ってしまい困っています。普通に体重を減らすのにも大変ですが、初めての妊娠の後、どう元の体型に戻せばいいのか困っている方もいるのではないでしょうか? 🙄

 

妊娠すると、出産までの期間で体型がどんどん変化します。特に妊娠後期になってお腹が大きくなってくると、体重が増え、骨盤も歪み、大きなお腹を支えるために体型が変わります。産後には元に戻るだろうと思っていたのに赤ちゃんが生まれても体重は減らず、体型もなかなか戻らないというお母さんも多いのではないでしょうか。そこで今回は、産後の体型を元に戻すために、体型戻しの時期やおすすめの方法をご紹介します。

 

妊娠中に変化した体型がなかなかもとの体型に戻らないのはなぜでしょうか?

理由は以下の3つが考えられます。

◎運動不足

産後は、自由に体を動かせるようになるまでに時間がかかります。妊娠中の生活に慣れてしまって体を動かす習慣がなくなったり、赤ちゃんのお世話に追われる生活で運動する時間がとれなくなったりします。そのため、産後は妊娠前にくらべて運動量が少なくなり、体に脂肪がたまってしまいがちになります。

◎食事量の増加

妊娠中は大きなお腹に圧迫されて一度にたくさん食べられなかったり、控えなくてはいけない食べ物があったりしますが、産後は妊娠前と同じようにいろいろなものを食べられるようになります。また、授乳をしているとお腹が空きやすくなる人も多く、妊娠前に比べて食べる量が増え、それに比例するように体重が増えてしまうこともあります。

骨盤の歪み・緩み

出産のために歪んだ骨盤が原因で、やせにくい体になることもあります。緩み・開いた骨盤は、産後ある程度は自然と戻りますが、ケアをしてあげないと完全に元通りになるというわけではありません。完全に元に戻らない歪んだ状態のままで骨盤の動きが硬くなっていくと、体型が元に戻らない大きな要因になります。

 

産後約1ヶ月は出産のダメージを回復するために安静にしておく必要があります。その後、数ヶ月間は体型が元に戻りやすくなる時期です。

生後1ヶ月健診でお母さんの体に問題がなく体調が良ければ、体型戻しに取りかかるようにしましょう。

 

産褥体操・エクササイズをする

まずは、産後の体にやさしい産褥体操から始めましょう。産後すぐに走ったり飛び跳ねたりといった激しい運動は刺激が強すぎるため、静的な体操がおすすめです。

インナーマッスルを鍛えるヨガ、骨盤スクワットなどは、産後3ヶ月ほど経った頃から始めるのがおすすめです。

エクササイズほどの運動量はありませんが、ストレッチも効果的です。軽めのストレッチ程度なら産後1ヶ月を待たずに始めても大丈夫なので、無理のない範囲で少しずつ体を動かす習慣をつけていきましょう。

慣れてきて、体調も落ち着いて来たら、赤ちゃんをあやしながらの筋トレなどもおすすめです。

 

母乳育児にする

母乳をあげていたら自然と体重が減ったというお母さんもいます。

母乳育児を続けていると、お母さんは母乳を出すために1日に多くのカロリーを消費し、赤ちゃんに母乳をたっぷりあげることで自然とダイエットができますね。また、母乳をあげることで子宮収縮の効果が高まるので、体の回復にも効果があります。母乳育児中はお母さんがしっかりと栄養を摂取することが大切です。しかし、母乳を与える以上にカロリーを過剰摂取していると、余った分がお母さんの脂肪になってしまうので注意してくださいね。

 

骨盤を締める

お腹の赤ちゃんを支えている妊娠後期から出産までの間、お母さんの骨盤は開きっぱなしの状態です。開き切った骨盤は、産後に数ヶ月かけて元に戻っていきますが、前述の通り完全には元に戻りません。

骨盤が開いたままだと内臓の位置が下がって様々な不調をきたすだけでなく、贅肉がつきやすくなります。

そのため、産後は骨盤ベルトやガードルで補正をして、骨盤を引き締める体操を行うのがおすすめです。

 

産後は赤ちゃんの夜泣きで寝れなかったり、慣れない育児でヘトヘトになることも多いと思います。無理なダイエットをせずに育児を楽しみながら産後ケアを行ってくださいね。私たちも応援しています。

産後の体型戻しを成功させてキレイなお母さんを目指しましょう!

妊婦のインフルエンザ予防・対策

みなさんこんにちは。急に気温が下がり電車でマスクをしている人、くしゃみをしている人を見かけるようになりました。たまちゃんも寒くなると風邪をひいてしまいやすいので体調管理に気を付けないと!と思い最近、うがい手洗いを入念にしています。この時期、風邪はもちろん一番怖いのはインフルエンザですよね。毎年新型のウイルスが出たりしますが、予防接種で予防している人も多くいると思います。仕事や学校を休むのは避けたいですよね。では、ここで妊婦さんって予防接種していると思いますか?お腹に赤ちゃんがいるから、予防接種はちょっと怖い・・・と思ってしまう方もおられるのではないでしょうか。

今日は妊娠中のインフルエンザの予防・対策についてお話ししていきます。妊娠中は免疫力が低下しているのでインフルエンザなどの感染症にかかりやすい状態になっています。そこで抗インフルエンザワクチンの接種は感染しないために効果があると考えられています。でもウイルスを体に入れると胎児への影響が心配という声もあると思います(・・;)

しかし、実際インフルエンザワクチンは病原体を無毒化した「不活性型」と言われるタイプなので胎児への影響はないとされています。ですから、怖がらず流行のピークを迎える前に出来る対策をしましょう。かかってしまうと妊娠中は重症化しやすいので、予防接種をする以外にも手洗いをこまめにしたりうがいをする出かける時はマスクをするなど自分で出来る予防も大切です。

もし、インフルエンザにかかってしまったとしても自力で治すなど絶対に我慢しないでください。薬を飲みたくないと思いがちになりますが、皆さんがご存知のようなタミフルやリレンザという抗インフルエンザ薬は発症後48時間以内に使用することが重要なのです。早期に使用することで重症化を防げます。タミフルは胎児への影響がないことがすでに報告されています。薬を使わずにいると重症化し、母体と胎児両者への悪影響が起こってしまう恐れがあります。

インフルエンザにかからないことが一番ですが、もしかかったとしても妊娠中だからといって治療できないことはありません。安心してかかりつけの産婦人科へ連絡してみましょう。予防のためのワクチン接種ももちろん専門的な知識を持つ病院へ相談することが大切です。

健康な身体で元気な赤ちゃんを産むために自分の体を大切に、できる予防を積極的にしていきましょう。妊娠中は色々な不安があると思いますが、しんどい時は我慢せずかかりつけのお医者さんへすぐに相談してみて下さいね(*^_^*)

 

<参考>

http://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/jigyo/boshi/influenza.htm

国立感染症研究所感染症情報センター

 

https://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/h1n1.html

国立成育医療研究センター

働く女性とつわり

働く女性とつわり

 

こんにちは。おぎゃわです。寒い日が続きますが皆さん体調は大丈夫でしょうか?本日は「働く女性とつわり」についてお話しします。つわりは妊娠した女性労働者を悩ますトラブルの中でも最も頻度の高いものです。妊娠すると大部分の女性はつわりを経験しますが、だいたい妊娠6週頃から始まって12週頃には落ち着くことが多いようです。

その原因は十分には解明されていませんが、妊娠したときに胎盤の絨毛という部分から分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが関係しています。

 

軽いつわりは病気ではありませんが、その程度がひどく食べ物はおろか水も十分飲めないほどになってしまったら、妊娠悪祖という病気です。

つわりの症状はひと様々ですが、ほとんどの場合、空腹で吐き気が強くなります。かといってたくさん食べると吐いてしまいますから、コツとしてはこまめに少量ずつたべることです。特に夕食から朝食までの時間が長いと朝の吐き気が強くなってしまうので、食べられるなら夜中におにぎりを少しつまむのも効果的です。

日中の仕事中にはなかなかこまめに食べるのは難しいので、簡単に食べられるプリンやゼリー、チョコレートなどを口にするといいでしょう。

さて、吐き気が強くて食べられない時にはどうすればいいでしょう。つわりは病気ではないから根性で我慢する?いえ、つわりはあなどれないものです。病院で治療を受け、場合によっては入院もあり得ます。確かに、つわりの時期の胎児はまだ小さくて発育するのにそれほどのエネルギーが必要なわけではないので、お母さんがたくさん食べる必要はないのですが、水とビタミンは重要です。

ビタミンの中でも特に重要なのは葉酸。葉酸はアミノ酸や核酸の合成に必要となる補酵素であるため、胎児の発育には重要で、その欠乏症は神経管閉鎖障害をはじめとする胎児異常や流産の発症リスクを増加させるといわれています。その必要量1日0.4mgの葉酸を野菜で摂取しようとすると350g程度必要で、この量は働いているつわりの女性にとってはなかなか食べられる量ではないかもしれません。そこで、いわゆる栄養補助食品から1日0.4mgの葉酸を摂取することが推奨されています。しかし、栄養補助食品の場合はとりすぎないように気を付けてくださいね!

もう一度繰り返しますが、つわりはあなどれないものです。あなただけの問題ではなく、胎児にも影響する場合があります。つわりでも遠慮なく医師や助産師に相談してみましょう。

天然だしで離乳食

天然だしで離乳食

 

こんにちは。おぎゃわです。私の家は味噌汁を作る時だし入り味噌を使うのでだしをとる経験は大学に入るまでなかったのですが、大学一回生の調理実習で始めてかつお・こんぶ出汁をとって作ったみそ汁を飲んだ時、味の深さや美味しさに感動した思い出があります。みなさんは家で調理をするとき、顆粒だしを使いますが?かつおや昆布、煮干しなどからとる天然だしを使いますか?

顆粒だしは手間なく簡単に使えるのでとても便利なのですが、実は塩分が高いというデメリットがあります。天然だし(かつお・こんぶだし)にはだし150gあたり0.2gの食塩が含まれているのですが、和風顆粒だしだと0.4gの食塩が含まれており、和風顆粒だしは天然だしより約2〜3倍食塩が多く含まれています。

そこでみなさんにはぜひ離乳食に天然だしを使っていただきたいです!離乳食は基本うす味ですが、だしを取り入れることでうま味が足され、調味料を使わなくてもおいしくなります。

市販の顆粒だしには塩分に加えて、化学調味料、保存料など気になる添加物がどうしても加わります。自分でつくる天然だしはもちろん無添加。天然だしを使えば安心して赤ちゃんに食べてもらえます!

 

天然だしは素材の味やうまみを引き出す力も持っています。赤ちゃんは大人の何倍も味覚が敏感。この時期に調味料の味ではない、素材本来の味を教えることで”本物の味”を知り、しっかりとした味覚を育てます。素材のおいしさを知っていると余計な味つけは自然といらなくなり、将来の健康にもつながります。

まずはアレルギーの少ない昆布だしから始めてみましょう。昆布だしは植物性のだしなので5.6ヶ月から使うことが出来ます。離乳食を作るタイミングで家族も天然だしに切り替えることもオススメします!

 

  • 昆布だしの取り方

①昆布の表面をかたく絞ったふきんでふき、鍋に昆布と水を入れて30分ほどおく。

②鍋を火にかけて、沸騰する直前で昆布を取り出す。

 

とっただしは製氷皿に入れて冷凍庫で凍らしてからジップロックに入れて保存する事で小分けにして使うことが出来るのでおススメです!ぜひやってみてくださいね(^^)

マタニティエクササイズ~紹介~

みなさんこんにちは!ゆっきーです!運動をするとストレス解消になったりしてとても気持ちがいいですよね!

今回は妊娠中の運動についてを詳しく紹介します!

 

マタニティエクササイズは比較的簡単な運動ですので、運動が苦手な方や、普段から運動をしないという方でも簡単に行えます!みなさん参考にしてみて下さい!ただし、体調が悪い時は無理をしないでくださいね!心配な方は病院に相談してから始めましょう

 

◆マタニティスクワット

出産において重要な役割を担っている下半身周りを鍛えるために効果的なエクササイズです。壁にもたれかかって軽くゆっくりとスクワットします。無理をせず、できる限りの範囲で行ってください。

 

◆マタニティウォーキング

ウォーキングは有酸素運動です。赤ちゃんにも酸素が行き渡ります。ウォーキングは傷害のリスクも少なく、精神面でも開始時のハードルが低い手軽な運動です。継続することが大切ですよ!こまめに水分補給することは忘れないでください!

 

◆マタニティヨガ

普通のヨガと違う点は、体に負担がかからないような呼吸法とストレッチが主であるということです。血流を良くしたり、リラックス効果などがあります。専門の指導者の下行うようにしてください!

 

◆アクアエクササイズ

アクアエクササイズとは、水の特性(抵抗・浮力・水圧・水温)を利用した運動で、陸上で行うような運動とは異なる効果が期待できます。

水には浮力があるので膝や腰への負担を少なくして運動できます。また、水には水圧があるので水圧による締め付け効果で血流が良くなり、下半身は老廃物が回収されやすく、腹部胸部にかかる圧力は腹式呼吸を促す効果があります。水は、体熱を奪いやすいので、水中にいるだけで体温維持のためにエネルギーを使うので、陸上での運動よりも消費されるエネルギーが多くなります。

主な運動には、水泳、アクアビクス、アクアウォーキングなどがあります。

 

注意すべき点として、必ず医師によるメディカルチェックとアドバイスを受けてください!また、ヨガやアクアエクササイズなどの運動強度の高いエクササイズの場合は専門の指導者の下行うようにしてください!

 

運動は妊娠中にもとても大切です!妊娠中の運動不足を解消するためにたくさんの運動を取り入れて妊娠・出産の自信につなげましょう

「乳児ボツリヌス症」ってどんなもの? ~はちみつに注意!~

「乳児ボツリヌス症」ってどんなもの? ~はちみつに注意!~

 

みなさんこんにちは!今回コラムを担当させていただきます、「すず」です!よろしくお願いします☆(*^_^*)

今回は、「乳児ボツリヌス症」についてお話ししたいと思います。

 

☆乳児ボツリヌス症とは?☆

乳児ボツリヌス症という病気。名前だけは知ってる!という方もおられるのではないでしょうか?

実は、1歳未満のこどもにとって、とても恐ろしい病気なのです(@_@;)

乳児ボツリヌス症の原因は、ボツリヌス菌です。この菌が体内に入ると、毒素を作り始めます。

毒素が体に害を与え、

便秘、筋力の低下、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる

などの症状を引き起こします。

残念なことに、乳児ボツリヌス症によって死に至るケースも報告されており、注意喚起されているのが現状です。

 

☆ボツリヌス菌って何?☆

そもそもボツリヌス菌は、土壌や海、川の泥の中などに生息している身近な菌です。特徴として、「芽胞を作る」ことと、「酸素の少ない場所を好む」ことがあります。

 

芽胞とは、環境が悪くなると菌が作り出す非常に耐久力の高いカプセルのようなものです。

まわりの環境が良くなると、この芽胞から菌が再び目を覚まし(発芽)、増殖を始めるんです。植物の種や卵をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。

芽胞は普通の菌と違って、調理加熱では殺菌することができません。(120℃で4分間以上加熱しないと死滅しません。)

加熱したからといって油断できないのがこのボツリヌス菌なのです。

 

また、ボツリヌス菌は酸素の少ない場所が大好きです。たとえば、腸の中

ボツリヌス菌を食べてしまうと、消化・吸収の途中で腸へと送られます。するとボツリヌス菌にとってはすごくいい環境なので、芽胞から菌が目覚めてしまうんです!Σ(@_@;)

するとどんどん増殖し、毒素を作り出していきます。

 

☆乳児ボツリヌス症を防ぐためには?☆

乳児ボツリヌス症を引き起こす原因は、ボツリヌス菌やその芽胞を、こどもたちの体内に入れてしまうことにあります。

では、どこから入ってくるのでしょう?

 

答えは「はちみつ」です。

 

えっ!と思われましたか?(~o~) はちみつって健康によさそうなイメージ、ありますよね?

もちろんはちみつは栄養価が高く、美味しい食品ですが、乳児ボツリヌス症を引き起こす可能性が高いことから、1歳未満のこどもには与えてはいけないんです。

 

もちろん、自然環境に普通に存在する菌なので、はちみつを食べていなくても乳児ボツリヌス症を発症した例もあります。(井戸水や自家製の瓶詰食品、開封後放置したレトルト食品などが原因)

しかし、「はちみつ」と「乳児ボツリヌス症」の間には明らかに関連があることが分かっているため、1歳未満のこどもには、はちみつを与えないことが重要です。

 

またはちみつだけでなく、黒糖も乳児ボツリヌス症の原因となりやすい食品ですので、与えないことがベストです<(`^´)>

 

☆1歳になったらはちみつを食べても大丈夫?☆

乳児がボツリヌス症を発症しやすい原因は、腸内環境の菌が整っていないからなんです。

腸内は、様々な菌がバランスを保ちながら、共存しています。これを、「腸内フローラ」と呼びます。

この腸内の菌のバランスが整っていない乳児期は、ボツリヌス菌に対抗する力が弱いままです。満1歳頃になるとこの腸内環境が整ってくるので、はちみつを食べても問題ないとされています。

 

乳児ボツリヌス症についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

はちみつはとても美味しい食品ですが、満1歳をすぎてから!ということを忘れないでくださいね(*^_^*)

 

<参考>厚生労働省 ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html

 

消費者庁 ハチミツによる乳児ボツリヌス症

http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/food_safety_portal/topics/topics_001/

 

国立感染症研究所 ボツリヌス症について

https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/7275-botulinum-intro.html

 

日本小児科医会 公衆衛生委員会 乳児ボツリヌス症について

http://www.jpa-web.org/dcms_media/other/%E4%B9%B3%E5%85%90%E3%83%9C%E3%83%84%E3%83%AA%E3%83%8C%E3%82%B9%E7%97%87%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6_170620tue.pdf

 

厚生労働省 蜂蜜を原因とする乳児ボツリヌス症による死亡事案について

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000161263.pdf

妊娠中の運動

<妊婦>

最近ストレッチを始めたゆっきーです!運動をしていなくて体が固まってしまっています。

妊娠中は周りの人が気を遣いすぎたり、激しい運動ができないため運動不足になりがちですよね。

そこで今回は妊娠中の運動不足を解消するために行われる「マタニティエクササイズ」について紹介します。

 

マタニティエクササイズにはどんなものがあるのでしょうか?

 

ウォーキング、ヨガ、スイミング、エアロビクスなどの有酸素運動が主です。

 

では妊娠中にエクササイズをするとどのような効果があるのでしょうか。

 

◎妊婦としての身体的な不自由や出産への不安からくるストレスの解消

妊娠中はホルモンバランスが大きく変わるので、精神的・身体的にストレスがたまりやすいです。出産という体験がないためによる緊張などからもストレスがたまってしまいます。運動などをすることでストレスを解消させましょう。

◎出産に必要な体力の維持や持久力の獲得

妊娠初期には疲れやすくなります。普段はしない態勢をとったりすることから筋肉が疲労したりします。出産にも体力が必要です。体力をつけるために運動をしましょう。

◎急激な体重増加によって産道が狭くなったり妊娠中毒症になったりすることの予防

妊娠中はホルモンの変化もあり、太りやすくなっています。それは皮下脂肪をつけてお腹の赤ちゃんを守ろうとしたり、出産や産後の母乳に備えるために必要なことなんです。しかし、過度の増加は妊娠中毒症などのリスクにもつながるので適度な運動を心掛けてはいかがでしょうか?

◎胎児の成長に伴う妊娠期特有の不快感の緩和や解消

妊娠期には血行不良・便秘・腰痛・肩こりなど妊娠期特有の不快感があります。運動をすることでこのような不快感を解消しましょう。

 

妊娠期に運動をすることは体力をつけたり、ストレスを解消させてくれます!

次回は妊娠時に簡単に行うことができる運動の紹介をしたいと思います!

 

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-084.html

マタニティーエクササイズ e-ヘルスネット

皆さんへのお願い(アンケートにご協力お願いします)

皆さんこんにちは!アプリ班です。

だんだんと寒くなってきましたね 🙁

アンケート締切が近づいてきました!しかし、アンケートの数がまだまだ足りません 😥 このままでは卒論が書けません 😥

皆さんのお力をお貸しください 😥

設定のページにある「同意書&アンケート」をタップしてアンケートにご協力ください!

よろしくお願い致します 😥

 

公衆栄養学研究室 アプリ班

妊娠と糖尿病

妊婦と糖尿病

食欲の秋ということでついつい食べてしまうあかりんです。食べ過ぎは肥満の原因ですが、同じく糖尿病になる恐れがあります。

母に妊娠中のときの話を聞くと、食欲が止まらないと言っていました。このコラムを読んでいる方もそうでしょうか?お腹の赤ちゃんのためにも二人分の栄養を摂るのは大切なことです。しかし、摂り過ぎはよくないから難しいですよね 😥

どうして妊娠すると糖尿病になりやすいのでしょうか?実は血糖値を下げる役割のインスリンが働きにくいためです。お母さんの血糖値が高いと、赤ちゃんやお母さんの体に負担がかかると言われています。
妊娠をすると、糖尿病をお持ちの方もそうでない方も血糖値は高くなりやすいので注意が必要です。
今回は、妊娠中の高血糖についてお話します。

 

すでに糖尿病の方や妊娠中に妊娠糖尿病を言われた方は、健康に出産するためにも血糖値を適正な値に保つ必要があります。血糖をコントロールするためにインスリン注射が必要になることがありますが、食事の工夫でもコントロールできます!

 

食事の工夫

まずはじめに大切なことは、適切なエネルギー摂取や栄養バランスを心掛けることです。お医者さんや管理栄養士さんの指導のもと食事の工夫が大切です。
間食はお菓子などよりもヨーグルトなど、カルシウムも摂れて手軽なのでオススメですよ。

表に血糖コントロール目標値を載せたので、自分の血糖値と見比べてみて下さい。現在は大丈夫な方も安心はできません 😥 妊娠後期になるにつれて必要なカロリー量が増えるので、注意が必要です。

 

お母さんの血糖コントロール目標値

  日本糖尿病学会 日本産科婦人科学会
空腹時(mg/dL) 70~100 ≦95
食前(mg/dL) ≦100
食後1時間(mg/dL)
食後2時間(mg/dL) <120 ≦120
HbA1c(%) <6.2 ≦6.2

日本糖尿病学会編・著:糖尿病診療ガイドライン2016,P377,南江堂,2016

 

 

妊娠中は嬉しさと不安が入り混じった時期だと思いますが、食事や体重の記録をつけることで健康管理するのはいかかでしょうか?

何か不安なことがあれば担当の先生や管理栄養士と相談しながら進めてみて下さい。

母子ともに健康で元気な赤ちゃんが生まれることを陰ながら祈っています!

 

<参考>

国立国際医療研究センター 糖尿病情報センターhttp://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/080/030/13.html

 

 

妊活中・妊娠初期は葉酸をたくさん摂りましょう!

こんにちは。最近、幼馴染の家で飼われているとても優しい大型犬が病気になり、もう長くないかもしれないと聞き悲しんでいるたまちゃんです。点滴を打たれ、病院に毎日通っているようで本当に心配です。この前まで元気だったのにいつ病気になり、別れがくるかわからないんですね。命は限りあるものだと改めて気づき、命のありがたさを感じました。

そこで、突然ですが、新しい命を授かる。妊娠するということを考えてみましょう。「妊活」って皆さん聞いたことありますよね?

 

今回は妊活について少しお話していきたいと思います。妊活中に積極的にとってほしい栄養素というものがあります。それは、葉酸です!!!なぜかというと妊娠中は疲れやすく貧血気味になってしまいますが、葉酸が貧血防止疲労回復に役立つからです。さらにホルモンバランスが崩れ便秘になりやすいこの時期に便秘予防の効果もあります!(^^)!すごいですね、葉酸☆でも葉酸って何?

 

ここで葉酸について説明しましょう。「葉酸」とは緑黄色野菜や果物などに含まれる水溶性ビタミンBの一種です。葉酸は細胞増殖に必要なDNA合成に関わるほか、ホモシステインというアミノ酸の一種が、タンパク質の合成に必要なメチオニンという必須アミノ酸に変換される過程で必要です。妊娠初期細胞増殖が盛んであるためこの時期に葉酸が不足すると、胎児の神経管閉塞障害の発症リスクが高まることが知られています。

そこで厚生労働省は妊活中(妊娠前4週)から、妊娠初期(妊娠12週)の女性に1日0.4mgの葉酸摂取を勧めています。たとえ、この値を超えて体重55kgの女性が1日1mg摂取したとしても過剰摂取にはなりません。というのも葉酸は水溶性のビタミンなので尿としてすぐに体外に排泄されてしまうからです。安心して摂取できる栄養素なので積極的に葉酸をとってください(^○^)

 

最後に葉酸を豊富に含む食べ物をいくつか紹介しておきます。葉酸はモロヘイヤ、ほうれん草、しそ、ブロッコリー、おくら、ニンニクなどの葉物野菜に含まれています。これらの野菜からは100gあたり、0.1mgの葉酸が摂取できますが葉物野菜は軽いので100g摂取するためには調理の工夫が必要です。ほうれん草1束(生)で0.4mg程度なのでおひたしにしたり、スープにしたりたくさん食べる工夫をしましょう。

新しい命を授かることはとても幸せな出来事で、貴重なマタニティライフを存分に楽しんでください。そこで、食事や生活習慣に気を使い、必要とされる栄養素を補給することが必要となります。自分で意識的に葉酸を摂取することを心がけてくださいね(*^^*)

 

<参考>「葉酸とサプリメント‐神経管閉塞障害のリスク低減に対する効果‐」

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-002.html

「妊活中に葉酸を摂取しよう!」

https://kosodate-mikata.com/hint/yousan/