減塩のコツ

減塩のコツ☆

 

皆さんこんにちは!今回コラムを担当させていただく「すず」です(*^_^*)よろしくお願いします☆

今日のテーマは「減塩のコツ☆」です!

減塩、とよく言われますが、いったいどうして減塩が必要なのでしょうか?(・・?

 

塩分を過剰に摂取すると、血中の塩分濃度が高くなり、

それを薄めようと血管の中にどんどん水分が入ってきます。

すると、血液量が多くなり、血管がパンパンになってしまいますよね。

これが「高血圧」の状態なんです。

 

この状態は、血管に負担をかけてしまいます。いつか血管が破れてしまうかもしれません。

脳で破れた場合は「脳出血」、心臓で破れた場合は「大動脈解離」などなど…深刻な病気を引き起こす恐れがあります。

 

そこで役立つのが減塩です!塩分の量を減らして、高血圧を緩和し、病気のリスクを軽減させましょう☆(0▽0 )

 

 

☆減塩のコツ☆

減塩するときに困ることは、「薄味で美味しく感じられない」ことではないでしょうか?

ちょっとした工夫で、美味しく減塩できるテクニックをご紹介します!

 

①だしの活用

だしは、日本で昔から使用されています。このだしに含まれるうま味(グルタミン酸やイノシン酸など)には、塩分が少なくてもおいしく感じられる作用があるんです!

さらに、昆布だしとカツオだしを合わせて使うと、「うま味の相乗効果」が発揮され、

昆布だしだけ、カツオだしだけよりも、何倍もうま味を強く感じられるんですよ!

 

②酸味の活用

レモン汁やすだちなど、酸味を活用すると、塩分が少なくても味が強く感じられます。

さらに、酸味は唾液や消化酵素の分泌を促したり、食欲を増進させたりといった効果も期待できますよ!

③香味野菜や香辛料の活用

味噌や醤油は、風味が良く、食事を美味しくしてくれる調味料ですが、塩分が含まれているため、使いすぎるのはよくありません。

そこで、風味や味の変化を補ってくれるのが、ネギやセロリ、生姜、しそ、山椒、みょうが、唐辛子などの、香味野菜・香辛料です!

うまく活用することで、物足りなさを解消することができます(^’^)

 

④外食やインスタント食、加工食品を減らす

外食やインスタント食、加工食品をよく食べていませんか?

実は意外と塩分が含まれているんですよ!週に何度も外食やインスタント食を食べるという方は、一度頻度を見直してみると良いかもしれません!

 

減塩はしたいけど、やっぱりハードルが高いなあ…

と思われた方もおられるでしょうか?

 

もっと手軽に減塩したいときは、

  • めん類のスープやだしを最後まで飲みきらない
  • 味付けを確認しないまま、卓上調味料をかけない

など、小さなことでも減塩への効果が期待できますよ♪

食卓の上に、しょうゆや食塩、ソースなどを置いている方は、それを手の届きにくい場所へ片付けてみることも、減塩への第一歩になりますよ!

 

 

いかがでしたか?(*^_^*)

想像するよりも、意外とちょっとしたことで減塩の効果があるんですよ!

ぜひぜひ実践していただき、美味しく楽しい減塩を目指しましょう(^o^)

 

壮年期のカテゴリーにも、高血圧や減塩についての記事がありますので、読んでみて下さいね!

 

<参考>

厚生労働省 e-ヘルスネット「栄養・食生活と高血圧」

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-002.html

 

国立循環器研究センター 病院「減塩について」

http://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/diet/diet02.html#-2-4

ボランティアのススメ

みなさん、こんにちは。

最近、最寄駅の駐輪場のおじいさんに朝から元気に「おはようございます!」と声をかけられてとてもうれしかったたまちゃんです。よく見てみると駅周辺でゴミ拾いしている人や、駐輪場の受付をしている人々がご高齢の方なんだなと気づきました。歳を取っても元気に社会に貢献しようとしている姿勢に感動し、見習いたいなと思いました。私が感じたことはボランティア活動しているご高齢の方はみなさん元気いっぱいということです(^^)どうして、元気でいられるのでしょうか?

 

そこで、今回は社会活動をしている高齢者の方について見ていこうと思います。内閣府の意識調査によれば60歳以上の高齢者で過去1年間に何らかの活動に参加した人は5割弱となっており、ボランティア活動は心理的な健康度を高めることが明らかになっているんですよ(^^)/だからボランティア活動の参加者は元気なんですね!!

ボランティアをすると元気につながるなら、ぜひもっと多くの高齢者におすすめしたいと思います。しかし実際の声を聴くと、「何かしたいが、何をしていいのかわからない」「自分や家族のことを優先したい」「自分があまり元気でない」といった理由で、社会活動に参加していないという声がみられます。なので、ボランティア活動に参加するきっかけとして、やりたい社会活動内容があり、一緒に活動できる友人や家族がいることが大切だと考えられます。活動することで心理的健康度が上がると、「自分があまり元気でない」と感じている人々の健康度を上げることにもつながり、その人自身のQOLの向上にもつながります。

 

具体例として、青森県の「めんだりカッチャの会」は平均年齢75歳以上の女性たちが地元の高齢施設で食事の配膳・後始末・食器の洗浄消毒などを行うことで施設利用者とともに自身も楽しみながらボランティア活動を続けています。大阪府の「倉治老人クラブさんゆう会」は地域貢献として青色防犯パトロールカーによる見守り活動や、秋の総ぐるみ防災訓練への参加、朝の挨拶声掛け運動などを行っており、会員相互の親睦と友情を深めています。その他にも日本郵政退職者連盟「清崎おやじバンド」は郵便局OB仲間と親族を中心に結成され、楽器演奏と歌唱により高齢者施設などで年5~6回のライブ活動を行っています。このように多くのボランティア活動が全国で行われているので何がしたいか分からないと思う人は、自治体へ問い合わせたり、内閣府のホームページなどで調べてみるとやりたいものが見つかるはずですよ(^^)v

 

ボランティア活動は地域の人や参加者同士のつながりを作るきっかけや自分のやりがいや楽しみの一つになります♪そして元気で健康な生活を送る支えともなります。ぜひ、勇気を出してボランティア活動に参加してみてください☆

 

 

<参考>

内閣府:2 高齢者の社会的な活動(ボランティア活動)

http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/zenbun/pdf/1s4s_2.pdf

 

内閣府:平成30年度社会参加活動事例

http://www8.cao.go.jp/kourei/kou-kei/h30ageless/jirei.html

口の話②~飲み込み(嚥下)~

口の話②~飲み込み(嚥下)~

みなさんこんにちは!今回もコラムを担当させていただきます「すず」です!

よろしくお願いします☆

さて、前回のコラム、「口の話①~口腔ケア~」はいかがだったでしょうか?

今日は、「飲み込み」についてお話をしていきたいと思います(*^_^*)

 

食べ物を食べるとき、飲み込む動作を行いますよね。これを嚥下(えんげ)と言います。

ですが、この飲み込みがうまくいかないと、食べ物が間違って肺に送り込まれることがあります。これを誤嚥(ごえん)と言います。

 

例えば、あわてて食べた時にむせたり、せき込んだりすることがありますよね。これは間違って肺に入ってしまった食べ物や唾液を外に出そうとしているんです。

しかしうまく出せずにいると、肺の中で細菌が増殖し、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまうんです!(>_<)

 

そんな誤嚥のリスクを少なくするためにも、前回お話しした機能的口腔ケアや、唾液腺マッサージが大切なんですよ!

唾液や咀嚼は、誤嚥を防ぐ大切な役割を担っているのです。

嚥下機能をしっかりと保っていくため、今回もお口の体操を紹介したいと思います!

☆嚥下体操☆

①ゆっくりと深呼吸をします(数回)

まず、口から息をゆっくりと吐き出してから、

鼻から吸い込みます。手をお腹にあてて、吐く時に

お腹がへこみ、吸う時はお腹が膨らむように。

②ふつうに呼吸しながら、首をゆっくりと回します。

右へ1回、左へ1回、左右に1回ずつ。

③肩の運動をします。(2~3回)

肩をすくめるように上げ、すっと力を抜いて下へ下します。

次に、肩を中心に両手をゆっくりと回します。

④上体を左右にゆっくり倒します。

⑤頬をふくらませたり、ひっこめたりします。(2~3回)

⑥大きく口を開いて、舌を出したりひっこめたりします。

さらに左右の口角をなめるように動かします。(各2~3回ずつ)

⑦「パパパ・ラララ・カカカ」または「パ・ラ・カ」と

ゆっくり発声します。はじめはゆっくりと繰り返し、次に早く

5~6回繰り返します。

パ音・・・唇をしっかりと閉じる運動になります

ラ音・・・舌の前方を鍛える運動になります

カ音・・・舌の奥の部分を鍛える運動になります

 

⑧口をすぼめて息を強く吸い、冷たい息がのどに当たるようにして

のどの感覚をリフレッシュします。

⑨額に手を当てて押さえ、そのままおへそを覗きこむように

強く下を向きます。その後、ゆっくり5つ数えながら

6~7秒保ちます。また、1から5まで数を唱えながら、

それに合わせて下を向くように力を入れてください。

⑩ゆっくりと深呼吸をし、唾液を飲み込んで、

のどの動きを確かめたら嚥下運動は終わりです。

 

この嚥下運動は、食事の前に行いましょう!(^^)

嚥下機能や口腔機能を守ることは、楽しい食事、そして健康を守ることにつながります☆

 

食事の前には、ぜひこの嚥下運動を取り入れてみてくださいね!(^▽^)/~~

 

<出典>

なるほど摂食嚥下障害 浜松市リハビリテーション病院 藤島一郎先生監修

http://www.emec.co.jp/swallow/swallow_exercise01.html

口腔機能向上事業等関連資料 滋賀県介護予防市長支援委員会口腔機能向上部会

http://www.pref.shiga.lg.jp/e/lakadia/kaigoyobo/kankeisha/files/kokushiryo_4.pdf

嚥下障害 日本気管食道科学会

http://www.kishoku.gr.jp/public/disease04.html

 

口の話~口腔ケア編~

口の話① ~口腔ケア編~

みなさんこんにちは!今回もコラムを担当させていただきます。「すず」です☆ よろしくお願いします!

さて、今回は「口の話 ~口腔ケア編~」です(*^_^*)

 

みなさんはどんな口腔ケアをしていますか?口腔ケアと言えば、一番に思い浮かぶのは歯みがきですよね!

けれども、口腔ケアは歯みがきだけではないんです。歯みがき以外の口腔ケア、一体何をすればよいのでしょうか?(・・?

 

1.器質的口腔ケア

あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、これは口腔内を清潔に保つため清掃を行うケア、いわゆる「歯みがき」です。

歯ブラシによる歯みがき以外にも、デンタルフロスや歯間ブラシによる清掃も含まれます。

 

このように、歯や口腔内の状態に合わせたケアをすることが大切なんですよ!

2.機能的口腔ケア

これは、口腔内の舌や口唇、頬などの動き、唾液の分泌などの機能を健康に保つためのケアです(^o^)

機能的口腔ケアの1つ、「健口体操」(北原・白田先生考案)をご紹介しますね!

☆口を閉じて/舌体操☆ (それぞれ5回ずつ)

①舌で上唇を中から押し上げます。

②次に下唇を押し下げます。

③舌で左右の頬を押します。

④口を閉じたまま、口唇の内側をなめるように回します。(右回り・左回り)

 

 

 

 

出典「北原稔・白田チヨ・小西千里編著、 社会保険出版社パンフ」

☆口を開けて/舌体操☆ (それぞれ5回ずつ)

①舌の先に力を入れ、舌を出したりひっこめたりします。

②舌をできるだけ前に出して、左右に動かします。

③舌を左回り、右回りに、唇の外側をなめるように交互に回します。

④舌を出して、鼻の頭やあごをなめるように、上下に動かします。

☆唾液腺マッサージ☆

あごの下や、頬の下をマッサージします。

口腔内を健康に保つことは、心身の健康を保つことに繋がります。

例えば、唾液の分泌量が減ることで、誤嚥の危険が高まります(×o×;)

さらに、美味しい食事が食べられなくなったり、発音がしにくくなったりといったことも!(@_@;)

 

口の機能を守って、健康的な生活を送りましょう♪(*^。^*)

 

 

<参考>厚生労働省 e-ヘルスネット「健康高齢者の口腔ケア」

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-08-004.html

日本人が長寿な理由

こんにちは。この前、いとこと一緒に祖母の78歳の誕生日をお祝いに行ってきました。いつもはお茶しか飲んでいないので少し甘いカフェオレを持って会いに行くととてもおいしそうにごくごく飲んでくれ嬉しくなったたまちゃんです。歳を取ってもまだまだ元気でいてほしいなあと思いました。

78歳と聞いても最近は驚かない年齢ではないですか?それは日本が超高齢化社会になってきたからです。今現在、日本には65歳以上の高齢者が3,459万人もいるんです!!これは日本の総人口の27.3%に当たります!(^^)! 多くの人が長生きできる時代になったんですね。

 

日本はなぜこんなに長寿国になったのでしょう?日本の65歳以上の高齢人口は昭和25年には総人口の5%未満でしたが、昭和45年に7%を超え、さらに平成6年には14%を超えました。それからも高齢化率は上昇を続け現在の27.3%に達したのです!!このようになった理由として以下のようなことが考えられています。

1日本食(和食)

日本食は「脂肪分が少ない」ことが特徴として挙げられ、世界の先進国に比べ脂肪摂取量が非常に少なくなっています。その他、米飯を中心とした「穀物摂取量」や「魚の摂取量」が多い特徴も挙げられます。さらに豆腐やみそ、納豆などの「大豆製品」の摂取も多く動脈硬化になりにくい食文化であると言えます。普段飲む緑茶も実はカテキンやビタミンCなどの「抗酸化物質」と呼ばれる物質を含み、がんや動脈硬化を予防する効果が期待されます。伝統的な和食では脚気や各種欠乏症がみられましたが、現代風にアレンジした食事によって日本の健康長寿が支えられていると考えられています。一方塩分の摂りすぎや脂肪の過多、野菜不足も現代は見られるようになりました。昔の良さを残しながら、現代風に変化を効かせた日本食を大事にしていきたいですね(^^)

2医療制度の充実

長生きするためにもちろん医療制度は不可欠です。日本には複数の社会保険の制度があり、加入が義務付けられています。これを「国民皆保険制度」と言います。保険に加入しているため万一の時に、受けたい医療を金銭的な心配をせずに受けることができるのです。

また、年1回の定期健康診断を受ける体制が整っており、異常の早期発見・早期治療が可能になり、病気を重篤化することなく治療する、あるいは病気そのものを未然に防ぐことができます。一方諸外国においては、「国民皆保険制度」がなく、医療費はすべて自費という国があり、民間が運営する医療保険に加入し、必要な医療を賄わなければなりません。このような国では貧富の差が大きく、貧困層は健康に対して気を使うことが難しく、気づいた時には重症化しているケースが多いようです。

さらに日本は、自費ではありますが人間ドックや脳ドック、がん検診など、より詳細な検診を含む健康診断を受けることができ、これらの検診を受ける人が多く見られます。こうした医療制度の充実が日本国民全員の平均寿命の底上げにつながっているんですね☆

 

毎日の健康的な食事に加え、必要な医療を適切に受けることのできる環境があるから日本は長寿国と言われるようになったんですね(^^)/~~~歳を取っても元気でいられるようにみなさん、日々の生活習慣を規則正しくしていきましょう♪

 

<参考>

公益財団法人 長寿科学振興財団:健康長寿ネット「日本人はなぜ長生きか」

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/tyojyu-shakai/nagaiki.html

内閣府:第1章 第1節 高齢化の状況

http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/html/zenbun/s1_1_1.html

皆さんへのお願い(アンケートにご協力お願いします)

皆さんこんにちは!アプリ班です。

だんだんと寒くなってきましたね 🙁

アンケート締切が近づいてきました!しかし、アンケートの数がまだまだ足りません 😥 このままでは卒論が書けません 😥

皆さんのお力をお貸しください 😥

設定のページにある「同意書&アンケート」をタップしてアンケートにご協力ください!

よろしくお願い致します 😥

 

公衆栄養学研究室 アプリ班

認知症予防の脳トレ

認知症予防には脳トレ!!

こんにちは。おぎゃわです。私の母は計算やパズルなどの脳トレのドリルをよく買ってきてリビングで問題を解いています。先日、私も少し解いてみたのですが結構頭を使いました。特にパズルはできると達成感があって楽しかったです。

今回は認知症予防の脳トレについてお話します。

 

脳を働かせることは認知症予防に繋がる

脳が働くためにはたくさんのエネルギーが必要です。そのため、脳が働いている時には、たくさんの血液が脳に流れ、酸素と糖が運ばれます。反対に、脳を働かせていなければ、脳に酸素や糖があまり運ばれず、認知機能が低下してしまいます。認知機能の低下は、認知症に繋がるので、認知症予防や認知症の症状悪化を防ぐために、脳を働かせることは大切なんですよ!

 

それでは、認知症予防のための脳トレを紹介します。

パズル

数字や文字のパズルを継続的に行うことで認知症予防に効果があります。

 

計算をする

年齢に合わせて、若い方は難しい計算を制限時間を決めて行い、高齢の方は足し算や引き算などを制限時間を決めずやってみましょう!計算問題を解かなくても買い物でおつりを計算してみたり、おつりが少なくなるようにお金の出し方を考えたりするのもいいですね。

 

他人とコミュニケーションをとる

他人に気を遣ったり、話したりすることは脳の良い刺激になります。相手の話を聞き、それに対して的確な答えを返す、また他人を気遣い配慮するなどうまく他人とコミュニケーションをとれるように考えて行動すること自体が認知症の予防になります。少しぐらい思うようにいかなくても、あまり気にせずコミュニケーションをとるようにしてくださいね!

 

その他にも塗り絵や折り紙、歌を歌うなど、様々な脳トレがあります。

 

今回は、私たちのゼミで高齢者教室のために作った脳トレの動画を貼らせていただきました!

下の「脳トレ 動画 リンク」をタップしてぜひ挑戦してみて下さい!

↓ タップ!

脳トレ 動画 リンク

 

いかがでしたか?少し難しかったという方でも大丈夫です!頭を働かせることが重要なんです!みなさんも様々な脳トレにチャレンジしてみて下さいね!

 

<参考>認知症ねっと 認知症と脳のトレーニング

https://info.ninchisho.net/prevent/p10

 

 

認知症予防の食事

認知症予防の食事

こんにちは。おぎゃわです。だんだん涼しくなってきて秋が近づいてきました。秋と言えばおいしい旬の食べ物がたくさんありますね。私はさんまが好きです。さんま等の魚にはDHAやEPAがたくさん含まれています。これらの栄養素は認知症予防に効果があるんです!今回のコラムはそんな認知症予防の食事についてお話しします。

まず認知症を予防するためには脳の健康を維持することが大切です!そのためには生活習慣病を予防、改善することや食事を通して老化を予防することが大切です。

認知症を予防する食事のポイント

  1. バランスの良い食事

栄養バランスの良い食事をすることは、生活習慣病の予防に繋がります。また肉類だけでなく、魚を食事に取り入れてみましょう。魚に含まれるDHAは脳の構成成分であり認知症の予防に、EPAは血管を広げて血行を促進することで生活習慣病の予防に効果があります。DHAやEPAはさんまやあじ、いわし、さばに多く含まれます。また、野菜を積極的に摂取することで生活習慣病や、アルツハイマー病を予防する事が出来ます。

  1. 摂取カロリーを守る

摂取カロリーのとりすぎに気をつけることで肥満を予防することが出来ます。肥満はアルツハイマー型認知症になりやすいだけでなく高血圧や糖尿病になるリスクを高めます。

また、カロリーの摂取不足にも注意が必要です。カロリーの摂取不足だと、低栄養につながり、低栄養だと以前コラムで紹介したフレイルやサルコぺニアになるリスクが高まります。フレイルやサルコぺニアが進行すると要介護状態につながり認知症のリスクが高まります。

ではどのくらいカロリーを摂取したらいの?と疑問に思った方は初回のコラム「自分に必要なエネルギー量を計算してみましょう!」を読んでみてください!

  1. 塩分を控える

脳血管性認知症は脳梗塞と関係があります。脳梗塞は高血圧と関係していることが多く、高血圧予防のために減塩をし、血圧を下げる働きをするカリウムを多く含む野菜や果物、海藻類を摂取することが大切です。脳梗塞を防ぐことで脳血管性認知症の予防に繋がります。

  1. 間食、糖分を控える

糖尿病や耐糖能異常は脳血管性認知症やアルツハイマー型認知症の発症リスクを高めます。血糖をコントロールするために糖分の高いお菓子を食べ過ぎないようにし、うどんやパンだけの食事でなく、血糖値を下げる働きをする食物繊維を多く含む野菜やきのこ、海藻類を積極的に摂取しましょう。

 

いかがでしたか?食事の内容を見直すことも大切ですが、調理を自分ですることも認知症予防としておすすめです。調理では何を作るか、どうやって作るのかなど頭を使うと同時に立って体を使って行うので頭と体、両方使うことが出来ます。

 

次回は認知症を予防する運動についてお話しします!

 

<参考>

健康長寿ネット「認知症を予防する食事とは」

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyou-shippei/yobou-nichi-shokuji.html

認知症予防の運動~コグニサイズ~

認知症を予防する運動

みなさんこんにちは。おぎゃわです。私は学生時代、走ることが好きで時間があると外を走ることが趣味でした。家から20km先の祖母の家まで走って遊びに行き、驚かれたことが今でも良い思い出です。走ったり歩いたり、運動は気分転換やストレス解消にもなっていいですよね。今回はそんな運動と認知症についてのお話です。

認知症を予防するための運動としてはまず、週2~3回以上、30分以上運動することです。主として歩くことが勧められます。

運動をすることも大切ですが、コグニサイズも脳と身体の機能の維持に効果的です。

 

コグニサイズとは?

国立長寿医療研究センターによって開発された身体(計算、しりとりなど)の運動を組み合わせ、認知症予防を目的とした取り組みの総称を表した造語です。英語のコグニション(認知) とエクササイズ(運動) を組み合わせてコグニサイズと言います。

コグニサイズの目的は、運動で身体の健康を促すと同時に、脳の活動を活発にする機会を増やし、認知症の発症を遅らせることです。

 

ではコグニサイズをやってみましょう!

下のリンクをタップしてください!

      ⇓

<コグニサイズ動画 リンク>

いかがでしたか?

 

他にも運動しながら4の倍数で手を叩く、またはしりとりをしながら運動するのもコグニサイズになります!

できれば運動を行う皆で一緒にコグニサイズをすることで、間違えて笑って、試行錯誤しながら楽しんで行ってみてくださいね!

 

年をとっても食べやすい食事

こんにちは。9月終わりごろから雨が多くなってきて少し憂鬱なたまちゃんです。この前、病院に通っている母方の祖母のお見舞いに行くと、コップではないじょうろのようなもので水を飲んでいて不思議に思いました。しかも、サラサラ流れる水ではなくとろ~としていたので何が入っているのかと気になり聞いてみました!すると、「水がのどに詰まるからとろみをつけている」と驚く答えでした 😯 高齢になってくると、水分を取る時までのどに詰めたり、変なところに入ってむせたりしないように注意しなければいけないのかと思うと少し怖いですね(>_<)

 

なぜ、高齢になると食べ物を飲み込むことが難しくなってしまうのでしょうか?原因は唾液の分泌量の低下や、嚥下反射の低下などです。嚥下とは食べ物を口に入れて噛み砕き、胃に送るまでの反応のことです。この一定の動作内での反射運動を自分の意志でコントロールすることはできません。そして加齢により、この反射運動が鈍くなってしまうのです。しかし反射運動が鈍くなってしまった方でも食べやすいようにする方法があります。それは、「食塊」すなわち「つなぎ」という工夫です☆食べにくいものを食べやすいようにまとめる役割をするのがつなぎです!!

「つなぎ」と聞くとハンバーグなどをつくる時の卵などをイメージするかもしれませんが、実はいろんなつなぎが存在します(^^)v

 

:ハンバーグや肉団子のつなぎの他、卵とじは野菜などの食材を半熟にまとめて仕上げることができます。

小麦粉、パン粉、上新粉:食材から出る水分を吸いこみまとめます。

里芋、山芋、蓮根などをすりつぶし加熱したもの:粘りのある食材に肉などと合わせることでより柔らかく仕上げることができます。すこし粘りがあるので喉を通る時滑りやすくなる効果もありますよ☆

マヨネーズなどの油脂:蒸したジャガイモなどのパサつきのあるものも油脂でコーティングさせるとなめらかな食感となります。しかし、油脂類はエネルギー量が高いので使い過ぎには注意してください!

豆腐やみそ、練りごまなど和え衣となる食材:白和えの豆腐、胡麻和えの練りごま、おろし和えの大根おろし、少し洋風なヨーグルト和えのヨーグルトは和え物の食材をまとめます。ばらついてしまうとのどに詰まりやすい食材をまとめて仕上げることができます(^^)

ゼラチンや寒天などのゲル化剤:水やお茶など固めて(とろみをつけ)食べやすくします。とくにゼラチンはこの効果に優れ、水分をまとめてくれるので喉を通過しやすくします。寒天は作る濃度によって口の中でばらつく硬さに仕上がるので使用の際は注意が必要です!

 

歳を取っても食事することが生活の楽しみになるように工夫して、自分の口からエネルギー補給することが一番の元気の源になります!(^^)!ですから、皆さん、食べやすくするための手間を惜しまず調理してみてください♪

 

<参考>「在宅生活を支える!これからの新しい嚥下食レシピ」 株式会社 三輪書店