食べ物図鑑 ~魚~

食べ物図鑑シリーズ、長らく私、ごみしが担当してきましたが、とうとう最終回となってしまいました!

最後はです。みなさん魚は好きですか?

魚には、必須脂肪酸であるDHAやEPAが豊富に含まれており、血液をサラサラにし、血管の健康維持に関わります。(これらは、ヒトの体内では合成酵素を持たないので、作ることができません…!)

季節 旬の魚
春(3~5月) カツオ、マス、サワラ、アサリ、トビウオ
夏(6~8月) アジ、アナゴ、ハモ、カレイ、スズキ
秋(9~11月) カンパチ、サケ(白鮭)、サンマ、イワシ
冬(12~2月) ブリ、ウニ、カニ、タラ、車エビ

 

魚の旬はおおよそ上のようです。

気候や環境によって時期は前後しますので、あくまで目安としてください。

各季節から1つずつ魚を紹介したいと思います。

 

○春

サワラ(鰆)

漢字からもわかるように、春が旬です。

出世魚で、サゴシ→ナギ→サワラと、大きくなるにつれて名前が変わります。

カルシウム吸収を助けるビタミンDがたくさん含まれていますよ。

塩焼きや西京漬けなど、焼き魚としてだけでなく、お吸い物にも使われます。

身がやわらかくてあっさりして食べやすい魚です。

 

○夏

アジ(鯵)

焼いたりお刺身として生で食べるほか、フライにしたり、干物にもします。

年間を通して入手しやすく、お家でもよく使われるのではないでしょうか?

カルシウムやビタミン類が豊富で、夏場には酢を使ってマリネや南蛮風にすると、さっぱりと食べられますね。

 

○秋

サンマ(秋刀魚)

秋を代表する魚の一つですね。焼きサンマは頭と太い中骨以外はすべて食べられます。みなさんはきれいに食べられますか?

サンマには、皮膚を丈夫にするビタミンAや赤血球づくりを助け、貧血を防ぐビタミンB12が豊富です。

 

○冬

ブリ(鰤)

これも出世魚なのですが、地方によって呼び方が異なります。

・関東・・・ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ

・関西・・・ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ

・・・全く違いますね!

寒ブリ、と言われるほどですから、冬に必須脂肪酸のDHAやEPAを豊富に含んだ脂をたっぷりのせてお店に並びます。

照り焼きにしても、ブリ大根のように煮ても、やわらかく、うま味がしっかり出ます。

 

 

魚はほとんどがアミノ酸スコア(たんぱく質の構成バランスの度合い)が100であり、たんぱく質食品としてとても優秀です。

お肉と比べても、必須脂肪酸の多い良質な脂が豊富です!

ぜひ、いろんな食べ方で栄養たっぷりのいろんな魚を味わってみましょう!

なるほどニャ (1 投票, 平均: 1.00 / 1)
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