みなさんこんにちは、ゆうたんです!
今回はミネラルについてお話します!
ミネラルは無機質ともいい、
体の機能の維持・調節に必要不可欠な栄養素です。
少量でもとても大切な働きをするのですが、ミネラルは体の構成成分にもなっています!
また、摂りすぎに注意する必要があるミネラルがあります。
日本人の食事摂取基準(2015年版)では、この量までなら摂取しても健康障害のリスクがない量として耐用上限量を設定しています。
健康食品やサプリメントは食品よりも多くのミネラルが入っているため、利用する際には利用目的や方法、摂取量に十分注意しましょう!!
ミネラルには、カルシウムやカリウム、鉄、マグネシウム、ナトリウムなど多くの種類があります。
今回はこのうち、3つのミネラルについて紹介します!
●カルシウム
カルシウムは骨や歯などをつくっている栄養素です。
カルシウムが不足すると、骨がもろく折れやすくなってしまう骨粗鬆症になるおそれがあります!
骨粗鬆症を予防するためには、若いうちからカルシウムをしっかり摂取する必要があります!
一度に吸収できるカルシウムの量は限られているので、毎日コツコツとカルシウムを摂取しましょう!また、骨粗鬆症の予防にはカルシウム以外にもマグネシウム・ビタミンD・良質のたんぱく質などの摂取も重要です。
●カリウム
カリウムは細胞の内液に存在し、外液に存在しているナトリウムとバランスをとりながら細胞を正常に保ったり、血圧を調整したりと体内の恒常性を維持しています。
ナトリウムは摂り過ぎると高血圧の一因となってしまいますが、カリウムは血圧を下げる働きがあります!
カリウムは野菜や果物、いも類などに多く含まれています。
高血圧予防のためにも、カリウムの摂取を心がけましょう!
ただし、腎機能が低下している人は、カリウム摂取に制限がある場合があるので、専門家に相談しましょう。
●鉄
体内に存在する鉄の約70%は、血液中の赤血球をつくっているヘモグロビンの成分になっています。
鉄を多く含む食品といえばレバーを思い浮かべる人が多いと思いますが、ほかにも魚や貝、大豆、緑黄色野菜、海藻なども、鉄を豊富に含んでいます。
鉄には、肉や魚などの動物性食品に含まれるヘム鉄と野菜・大豆・海藻など植物性食品に含まれる非ヘム鉄があります。
ヘム鉄は非ヘム鉄より吸収がよいので、鉄不足の人にオススメです!
また、ビタミンCや動物性たんぱく質は非ヘム鉄の吸収率をUPさせるので一緒に摂取すると良いですね!
鉄は不足すると、鉄欠乏性貧血になるおそれがあります。
特に女性は、月経による出血や妊娠・出産により鉄が失われるため、男性よりもたくさん鉄が必要になるので、注意しましょう!
ミネラルは、どれも体にとってとても大切な栄養素です。
日本人に不足しがちなカルシウムや鉄以外のミネラルは、バランスの良い食事をきちんととっていれば、ほとんど摂取することができます。バランスのとれた食事の重要さが分かりますね。
次は、食物繊維についてお話するのでお楽しみに!
<参考>
グリコ 栄養成分百科
https://www.glico.co.jp/navi/dic/dic_05.html