食品の強調表示について
秋は美味しい食べ物がたくさんあるのでついつい食べ過ぎてしまうあかりんです。最近はカロリーが気になるのでカロリーゼロの表示につられて買ってしまいます。
ところでみなさんはパッケージにカロリーゼロと表示されていると、「太らないし、たくさん食べても大丈夫\(◎o◎)/!」と思っていませんか?実は、カロリーゼロでも完全にはゼロではないこともあります。「カロリーゼロ」の他にも「たっぷり」や「低~」という表示を皆さんは見たことありますか?そういった表示を強調表示といいます!
今回は、強調表示について正しい読み方をご紹介します!
食品表示基準では、欠乏や過剰な摂取が健康の保持促進に影響を与えている栄養成分について、補給ができる旨や適切な摂取ができる旨の表示をする際の基準を定めています。
栄養強調表示には3つに分類されます。このような表示をする場合は、定められた条件を満たす必要があります。
①栄養成分の量が多いこと強調
強調表示の種類 | 高い | 含む | 強化 |
絶対表示 | 相対表示 | ||
表示例 | 高〇〇
△△豊富 □□たっぷり |
○○含有
△△源 □□入り |
○○30%アップ
△△2倍 |
強調したい栄養成分が基準値以上であれば表示することができます。
強調したい栄養成分の「増加量」が基準値以上であれば表示する
ことができます。
②栄養成分の量または熱量が少ないことを強調
強調表示の種類 | 含まない | 低い | 低減 |
絶対表示 | 相対表示 | ||
表示例 | 無〇〇
△△ゼロ ノン□□ |
低○○
△△控えめ □□ライト |
○○30%カット
△△gオフ □□ハーフ |
強調したい栄養成分または熱量が基準値未満であれば表示ができます。
ただし含まない旨の表示でもごく微量であれば表示ができます。なのでカロリーがゼロだからといって食べ過ぎは良くないですね。
強調したい栄養成分または熱量の「低減量」が表示基準値以上であれば表示ができます。
③無添加を強調
強調表示の種類 | 無添加強調表示 |
表示例 | ○○無添加
△△不使用 |
- 砂糖を添加していない場合
・糖類が添加されていないこと
・糖類に代わる原材料や添加物を使用していないこと
・何らかの方法で当該食品の糖類含有量が原材料および添加物に含まれていた量をこえないこと
・1単位当たりの糖類の含有量を表示していること
- ナトリウム塩を添加していない場合
・ナトリウム塩が添加されていないこと
・ナトリウム塩に代わる原材料または添加物を使用していないこと
基準値は栄養成分によってことなります。気になる方は消費者庁のHPで調べてみて下さい。
強調表示につられてついつい商品を購入してしまうこともありますが、特に②の少ない強調表示の場合は基準値未満であることを忘れずに日々の生活に取り入れて下さいね。
<参考>
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/hyouji/shokuhyouhou_eiyou_kyouchou.html 「東京都福祉保健局」