働く女性とつわり

働く女性とつわり

 

こんにちは。おぎゃわです。寒い日が続きますが皆さん体調は大丈夫でしょうか?本日は「働く女性とつわり」についてお話しします。つわりは妊娠した女性労働者を悩ますトラブルの中でも最も頻度の高いものです。妊娠すると大部分の女性はつわりを経験しますが、だいたい妊娠6週頃から始まって12週頃には落ち着くことが多いようです。

その原因は十分には解明されていませんが、妊娠したときに胎盤の絨毛という部分から分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが関係しています。

 

軽いつわりは病気ではありませんが、その程度がひどく食べ物はおろか水も十分飲めないほどになってしまったら、妊娠悪祖という病気です。

つわりの症状はひと様々ですが、ほとんどの場合、空腹で吐き気が強くなります。かといってたくさん食べると吐いてしまいますから、コツとしてはこまめに少量ずつたべることです。特に夕食から朝食までの時間が長いと朝の吐き気が強くなってしまうので、食べられるなら夜中におにぎりを少しつまむのも効果的です。

日中の仕事中にはなかなかこまめに食べるのは難しいので、簡単に食べられるプリンやゼリー、チョコレートなどを口にするといいでしょう。

さて、吐き気が強くて食べられない時にはどうすればいいでしょう。つわりは病気ではないから根性で我慢する?いえ、つわりはあなどれないものです。病院で治療を受け、場合によっては入院もあり得ます。確かに、つわりの時期の胎児はまだ小さくて発育するのにそれほどのエネルギーが必要なわけではないので、お母さんがたくさん食べる必要はないのですが、水とビタミンは重要です。

ビタミンの中でも特に重要なのは葉酸。葉酸はアミノ酸や核酸の合成に必要となる補酵素であるため、胎児の発育には重要で、その欠乏症は神経管閉鎖障害をはじめとする胎児異常や流産の発症リスクを増加させるといわれています。その必要量1日0.4mgの葉酸を野菜で摂取しようとすると350g程度必要で、この量は働いているつわりの女性にとってはなかなか食べられる量ではないかもしれません。そこで、いわゆる栄養補助食品から1日0.4mgの葉酸を摂取することが推奨されています。しかし、栄養補助食品の場合はとりすぎないように気を付けてくださいね!

もう一度繰り返しますが、つわりはあなどれないものです。あなただけの問題ではなく、胎児にも影響する場合があります。つわりでも遠慮なく医師や助産師に相談してみましょう。

なるほどニャ なるほどニャ
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