こんにちは!最近父のおなかがぽっこりとしてきて心配なゆっきーです!
みなさんはメタボリックシンドロームという言葉を聞いたことありますか?
ただ太っている人のことをメタボリックシンドロームというのではありませんよ!
メタボリックシンドロームとは?
メタボリックシンドロームは、「内臓脂肪症候群」とも呼ばれ、お腹つまり内臓まわりに脂肪が付いた状態に加えて高血圧・高血糖・脂質代謝異常(高脂血症)のうち二つ以上が組み合わさった状態のことをいいます。そしてこの状態は、日本人の死因に多い心臓病や脳卒中などの原因となる動脈硬化を進行させてしまうのです。
そして、下図のようにメタボは特に中高年男性に多いのです。
皆さんは大丈夫でしょうか?
まずはメタボリックシンドロームのメカニズムについて知りましょう!
①内臓肥満
肥満には皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満に分かれます。
皮下脂肪型肥満は、お尻や太ももに脂肪が貯まります。下半身の肉付きが良くなる体型から「洋ナシ型肥満」とも呼ばれます。見栄えが悪いだけで動脈硬化は進行しません。西洋人や女性に多いです。
内蔵脂肪型肥満は、お腹まわりに脂肪が貯まっている状態で、下半身よりもウエストまわりが大きくなる体型から「リンゴ型肥満」とも呼ばれます。日本人に多いです。内臓肥満になると、内臓脂肪からアディポサイトカインが分泌されます。このアディポサイトカインが悪いのです!!
②アディポサイトカイン
内臓脂肪から分泌されるアディポサイトカインには善玉と悪玉があります。善玉は動脈硬化を予防してくれるのですが、悪玉は動脈硬化を進行させてしまいます。そして内臓肥満になってしまうと、善玉アディポサイトカインの分泌が減り、悪玉アディポサイトカインの分泌が増えるのです…。
メタボリックシンドロームになるとこのようなことが起きるのです…。
そして進行すると心臓病や脳卒中などさまざまな病気を招いてしまいます。
そして、メタボリックシンドロームの最大の危険は、手遅れになるまで症状がほとんどない点にあります。知らないうちに動脈硬化を進行させてしまうのです。恐ろしいですね…。手遅れになる前に健康診断を受けて早期発見しましょう!
また、メタボリックシンドロームの原因は生活習慣にあるので、生活習慣を見直すことも大切です!!
次回はメタボリックシンドロームの予防・改善についてです!
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