和食の話② ~和食のメリット・デメリット~
みなさんこんにちは!引き続きコラムを担当します、「すず」です!
第2回もよろしくお願いします☆(^^)/
さて、前回は和食と洋食の違いを見ていきました。覚えていますか?(・・?
今回は和食に注目して、和食のメリットとデメリットを見ていきましょう!
☆和食のメリット☆
和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことから、世界中の様々な人から注目を集めるようになりました。
そんな中で、「和食はヘルシー!」と言われているのを聞いたこと、あるんじゃないでしょうか?
和食は、主食・主菜・副菜のそろった一汁三菜のスタイルが基本です。魚介類や海藻類、大豆、野菜・果実類など、日本の地域に根差した食品を用いて、様々な食材を組み合わせて調理されます。
このような和食=「日本型食生活」は、エネルギー摂取が過剰になりにくい食事であり、
小麦や畜肉を中心とした洋食=「欧米型食生活」に比べて、低脂肪・低カロリーで栄養バランスのとれた食事となっているんです。
日本人の寿命が世界的にも長寿であるのは、和食の栄養バランスが健康によいからとも考えられているんですよ!
☆和食のデメリット☆
では和食のデメリットを考えてみましょう。
先程日本人は長寿であるというお話をしました。これは世界の中でもトップクラスなんです!驚きですね\(◎o◎)/
しかしながら、健康寿命(元気に、自立した生活をおくることができる期間)は、平均寿命よりも10年ほど短くなっています。
つまり、約10年、寝たきりなどによって、自立した生活を送ることができないということなんです(@_@;)
この健康寿命が、寿命より短くなる原因として、「脳卒中」と「骨粗鬆症」があげられます。
脳卒中は、脳の血管が詰まったり、脳の中で出血したりする病気です。
手足のまひや言語障害、運動機能や記憶力・注意力の低下などを引き起こします。
また骨粗鬆症は、骨がもろくなる病気です。少し転んだだけでも骨折してしまうなど、健康な生活を送るのが困難になってしまう恐れがあります。
これらの病気は、もちろん体質なども影響してくるのですが、食生活も関わってきます。
「脳卒中」は「塩分の摂りすぎ」、「骨粗鬆症」は「カルシウムの不足」が原因となります。
前回のコラムを振り返ってみると、和食では調味料に「塩・しょうゆ・みそ」などをたくさん使うのが特徴でしたよね。
つまり、注意しないと塩分を摂りすぎてしまうんです!
また、洋食では乳製品などを多く用います。しかし、牛乳などの乳製品を使っている伝統的な和食って思いつきますか?あまり見当たらないのではないでしょうか?
乳製品を使うことが少ない和食では、カルシウムが不足しがちになるんです。 (゜-゜)
いかがだったでしょうか?和食は健康に良いと言われているので、デメリットなんて考えたことないよ!という人もいたかもしれません。
ぜひ今回のコラムを読んで、自分の食生活を振り返ってみてください!
塩分は、だしを用いることで抑えられ、カルシウムは、乳製品や小魚などで補うことができますよ☆
次回はいよいよ和食の話、最終回です!
和食についてさらに迫っていきましょう!(*^_^*)
<参考>
農林水産省 栄養面から見た日本的特質
http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/eiyo.html