フレイルについて
はじめまして!パンとリスと音楽が大好きなおぎゃわです!
夏祭りシーズンですね!
私は金魚すくいがしたくてしたくてうずうずしています。
金魚すくいって意外と筋力や瞬発力が必要だったりしますよね。
さて、本日の話題はフレイルです。
フレイル(虚弱)は高齢期に老化に伴って徐々に身体などの機能が低下し、健康障害や介護状態に陥る危険性が非常に高くなっている状態です。
フレイルの原因は、
身体的な原因
サルコペニア※、低栄養、嚥下・摂食機能低下などの
精神的原因
認知機能や意欲の低下、抑うつなど
社会的な原因
閉じこもりがちになったり、社会交流が減少したりなど
様々あり、それぞれに影響しあっています。
※サルコぺニア:加齢に伴い、進行する筋肉量と筋力・身体機能が低下すること。立ち上がりや歩行がだんだんと億劫になり放置すると歩行困難になるため高齢者の活動能力低下の大きな原因となっています。
国際的に統一されたフレイルの定義や診断基準はまだありませんが、
今回はFriedの基準を使ってフレイルのセルフチェックを行いましょう。
- 体重減少(意図しない年間4.5㎏または5%以上と体重減少)
- 疲れやすい(何をするのも面倒だと週に3~4日以上感じる。)
- 歩行速度の減少
- 握力の低下
- 身体活動量の低下
この5項目のうち3項目以上該当するとフレイル、
1または2項目だけの場合にはフレイルの前段階であるプレフレイルと診断できます。
結果はいかがでしたか?
フレイル、プレフレイルに当てはまった方も大丈夫!
フレイルは改善することができます。
原因を考え早めに働きかけることで進行を止めることが大切です。
では、フレイルの予防には何が重要なのでしょうか
日本人の食事摂取基準(2015年度版)
キーポイントは「低栄養」です。
低栄養になると、サルコペニアにつながり、活力低下、筋力低下、身体機能の低下を誘導し、活動度、消費エネルギーの減少、食欲低下をもたらし、栄養不良状態を促進させる図のような負のスパイラルであるフレイルティ・サイクルに陥ってしまいます。
フレイルに関連する栄養素は
タンパク質(肉や魚など)、ビタミンD(鮭、しらすなど)、
ビタミンE(玄米、うなぎ、ナッツ類など)、ビタミンC(果物類、いも類など)、
葉酸(ブロッコリー、ほうれん草など)等があげられます。
タンパク質をしっかりとってビタミン、ミネラルを豊富に含む野菜や果物をバランス良く摂取することが大切です。
難しく感じるでしょうか?
いいえ!主食、主菜、副菜をそろえるだけでいいんです!
そのポイントについては次回のコラムで紹介します。
<参考>健康長寿ネット「フレイルの治療」
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/frailty/about.html
厚生労働省 e-ヘルスネット「サルコぺニア」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-087.html