低栄養と肥満の共存
みなさんこんにちは!今回のコラムも前回に引き続きおぎゃわが担当いたします。
私は高校生のころはとても痩せていたんですが、大学入学後運動もせずメロンパンばかり食べていると急激に太ってしまいました。今は適正体重が維持できるよう運動に励んでいます。
本日は高齢者の低栄養と肥満についてお話しします。
平成28年度の国民健康・栄養調査によると、男性では肥満(BMI≥25)の割合は、50歳代が最も多く、加齢とともに減少しています。
女性では加齢とともに肥満の割合は増加傾向にあります。
一方、低栄養傾向の者(BMI≤20)の割合は、男性では加齢とともに増加し、70~74歳で10.7%、85歳以上で23.9%にもなります。女性では85歳以上で34.3%でした。
つまり、肥満の人と低栄養の人が共存している状態なんですね。
高齢者の中には中年と同じように太りすぎに注意をして肥満からなりやすい高血圧、糖尿病などの生活習慣病に気を付けないといけない人がいます。
一方で低栄養からなりやすいフレイル、認知症、要介護に気をつけないといけない人もいます。
初回コラムでの適正体重の結果をもとに、前回の「低栄養予防の食事」のコラムを参考にしながら低栄養予防、もしくは肥満の改善に努めてくださいね。
健康長寿ネット「高齢者の肥満とやせ」
https://www.tyojyu.or.jp/net/topics/tokushu/koreiki-seikatsushukambyo-kanri/koureisya-himanyase.html