「妊産婦のための食事バランスガイド」とは ~その1~

こんにちは、ごみしです。自炊をしていると、バランスのよい食事を用意する難しさを感じます。バランスといっても目安や基準となるものがないと、揃えようがないですよね。

↑こんなコマの表をみたことはありませんか?

厚生労働省と農林水産省が合同で策定した食事バランスガイドです。1日のうちで「何を」「どれくらい」食べたらよいか、主食、主菜、副菜などの5つの区分で分かりやすく示したものです。

【詳しくは、青年期コラム「バランスの良い食事について(食事バランスガイド)2018.8.16をご覧ください。】

 

上の表は、妊産婦の方々のためのものです。

5つの区分ごとに、妊娠前の食事からどれだけ食事を足せばよいかを妊娠初期・中期・後期に分けて付加量として示しています。

 

 

ご覧のとおり、妊娠初期の方には付加量はありません。妊娠前と同じ食事量を1日の内でバランスよく食べるようにしましょう。

 

・・・あれ、食事摂取基準には付加量があったような?とお気づきの方もおられるかもしれません。

食事摂取基準では、妊娠期別のエネルギーや栄養素の付加量が細かく示されています。

妊娠初期にも、エネルギーやビタミンB1、鉄などに付加量があります。

 

食事摂取基準は「摂取するすべてにおいて正確な望ましい数値」であるのに対し、

食事バランスガイドは、「実際の食生活を考慮し、取り入れやすい“およそ”の量」で表したと思ってもらえたらよいかと思います。

(厚生労働省 妊婦・授乳婦

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000114401.pdf

 

バランスガイドに付加量がないのは、妊娠初期でもエネルギーや栄養素は妊娠前より必要な量は増えますが、大きな差がないためです。

つまり、「いろんな食材を使って、主食・主菜・副菜のあるバランスの整った食事をすると、心配することなく必要栄養素が摂れます」というわけです。食事が整うと、不足しがちなビタミン・ミネラル類も過不足なく摂ることができ、健康的な妊娠期を過ごせます。

 

つわりで食事がうまく取れない方も、栄養不足を心配されなくても大丈夫ですよ。

食べられるもの食べられるとき食べられる量だけ食べて、乗り切りましょう。

 

 

さて、続く妊娠中期以降については、~その2~でお話したいと思います!

是非ご覧くださいね。

なるほどニャ なるほどニャ
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