妊婦ってどのくらい栄養が必要?

妊婦ってどのくらい栄養が必要?

 

我が家の犬は食べるのが速すぎて、少し心配になるふうちゃんです!

しっかり食べてくれるのは嬉しいですが、もう少し味わってほしいものです笑

皆さんは味わってしっかり食事を摂っていらっしゃいますか(^.^)?

 

妊婦や授乳期では、自分だけでなく赤ちゃんのための栄養が必要ですよね。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」では、妊婦・授乳婦の付加栄養量が示されています。

 

エネルギー、たんぱく質、n-6系・n-3系脂肪酸、ビタミンA・D・E・K・B1・B・B・B12・C、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、カリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン… 

と多くの栄養素について付加栄養量が示されています。

 

これは大変そうにも見えますが…

食事量が増えると、それに伴い他の栄養素量も増えるため、すべてを意識して摂る必要はありませんが、特に意識して摂っていただきたいものについてご説明します!

①エネルギー

まずは食事量を増やし、エネルギー摂取量を増加させましょう。「妊産婦のための食事バランスガイド」やこれまでのコラムを参考にしてみてください。

胎児の発育、胎盤・羊水などの胎児付随物、母体への脂肪蓄積、循環血液量の増加のために必要となります。

 

② 鉄

妊娠中は循環血液量が増加し、出産予定日近くでは、非妊娠の40~50%も増加しています。また妊娠中期以降に胎児・胎盤の鉄の必要量が増し、鉄が欠乏すると、胎児への鉄蓄積が不十分となる恐れがあります。

貧血対策についてのコラムがあるので、それを参考にしてくださいね。鉄分摂取による、ビタミンAの摂り過ぎには注意というお話もありましたね。

 

③ カルシウム

付加栄養量はないんですが、カルシウムは不足しがちなので、意識して摂る必要があります。妊娠後期に胎児へカルシウムが蓄積し、不足していると母体のカルシウム量が減少するおそれがあります。

 

④ 葉酸

細胞の分化に重要な役割を果たしており、細胞分化の盛んな胎児にとって、葉酸は必要不可欠です。妊娠前や妊娠初期に特に摂取が望まれていますが、妊婦・授乳婦全体で摂取が必要となります。

 

食事のときに、これらの栄養素に特に注目していきましょう!

 

 

参考:健康・栄養科学シリーズ 応用栄養学 / 国立健康・栄養研究所

 

なるほどニャ なるほどニャ
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