妊娠中の貧血対策の食事で気を付けるべきこと

妊娠中の貧血対策の食事で気を付けるべきこと

みなさんこんにちは。おにぎり大好きゆっきーです。
大好きな食べ物って毎日食べてしまいますが、偏食にならないようにいろいろな食品を摂ることに気を付けています。

第一回のコラムでは貧血対策には鉄を多くとり、偏食を避けながら多様な食品をバランスよく食べることが大切だとお伝えしました。
しかし過剰摂取すると妊娠中の体にはよくない食べ物があります。過剰にご心配される必要はありませんが、正しい知識を身につけて、貧血対策を行っていきましょう。

ビタミンAの過剰摂取には気をつけよう!
鉄が多く含まれている食品の代表としてレバーがあります。しかし、レバーには鉄だけでなくビタミンAも多く含まれていて妊娠期の貧血対策として食べるには過剰摂取に気を付ける必要があります。

妊娠中のビタミンAの必要量は650㎍(ニンジン中1本)、上限量は2700㎍(鶏肉レバーの串焼き2/3本程度)です。

魚介類に含まれるメチル銀の多量摂取にも気を付けて
お魚は良質なタンパク質を含んでおりからだにはいいものです。しかし。妊娠中はちょっと注意が必要になります。
鉄も多く含んでおり、注意が必要でないお魚は、
カツオサバです!
カツオのたたきや、サバの味噌煮などがおすすめですよ!

タンニンは鉄の吸収を妨げる
タンニンは、緑茶、紅茶、コーヒーに含まれています。妊娠期には飲みすぎに気を付け、1日1~2杯と量を決めて飲むようにしましょう。食事の際はタンニンが少ない麦茶、ほうじ茶を飲むことをおすすめします。

貧血対策として食べすぎに注意するものを伝えてきました。しかし、大切なことは一日3食をバランスよく食べ、偏食、欠食、減食をしないことです!

<参考>

これからママになるあなたへ 食べ物について知っておいてほしいこと 厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/100601-1.pdf

 

低栄養を予防する食事

低栄養を予防する食事

 

こんにちは!最近ズッキーニ料理をよく作るおぎゃわです。皆さんズッキーニ食べたことありますか?

和風の味付けでも洋風の味付けでもズッキーニは美味しく調理出来るので是非食べてみてくださいね!

 

さて、前回はフレイルについてお話ししましたが、今回は低栄養を予防する食事のポイントについてお話しします。

 

ポイントその1

主食、主菜、副菜をそろえる

皆さんは普段どのような食事をしていますか?主食、主菜、副菜を揃えた食事をする事で、色々な食品から沢山の栄養素を取ることが出来ます。丼や麺などの単品メニューではどうしても炭水化物に栄養が偏りタンパク質やビタミン、ミネラルが不足しがちになってしまいます。主食、主菜、副菜をそろえることを意識しましょう。

 

ポイントその2

欠食しないこと

食事を抜くと1日に必要な栄養素の摂取が難しくなります。食事の時間を決めると良いでしょう。

 

ポイントその3

動物性たんぱく質を十分に摂る

肉や魚、卵などの動物性たんぱく質は筋肉量の維持に重要です。高齢期では特に不足しやすい栄養素なので十分に摂取することが必要です。

肉か魚を1日2品、卵を1日1品摂るよう心がけましょう。

 

ポイントその4

牛乳やヨーグルトを摂る

高齢期は骨密度が低下したり、 筋力が衰えやすくなるため、骨折や転倒をしやすくなります。 乳製品にはカルシウムやタンパク質が多く含まれています。毎日コップ1杯の牛乳かヨーグルトを食べるようにしましょう。骨の健康や筋肉量の維持に有効です。

 

ポイントその5

食欲がない時は間食で栄養補給を

最近食欲が無くてあまり食べられない…そんな方もいらっしゃると思います。食欲がない時は間食で栄養補給をしましょう!間食に牛乳、ヨーグルトなどの乳製品、 ハムや卵などを挟んだ惣菜パンや、具の入ったおにぎり、 栄養補助食品などを摂ることが有効です。

 

いかがでしたか?

低栄養状態になると、風邪などを引き起こしやすくなったり、認知機能が低下するなど、これらがいくつも重なると寝たきり状態になってしまいます。

これらのポイントをもとに、私たちが考えたレシピも今後ニャにズキッチンにアップしますので是非参考にしてください!

<参考>

健康長寿ネット「健康長寿テキスト」

http://www.ncgg.go.jp/cgss/organization/documents/20160630kennkoutyoujutext.pdf

健康長寿ネット「高齢者の低栄養対策のための食生活とは」

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/koureisha-shokuji/shokuji-katsudou.html

妊娠中の貧血対策は食事が鍵!

妊娠中の貧血対策は食事が鍵!

 

みなさんはじめまして。オレンジジュース大好きゆっきーです。

実はオレンジは貧血対策になるって知っていますか?オレンジのほかにも貧血対策になる食品がたくさんあります!

 

では、2回に分けて妊娠中の貧血対策の食事についてご紹介します。

 

妊婦さんの血液は、赤ちゃんの血液を確保しなければいけないので血液量がアップします。

しかし、赤血球量の増加よりも血漿量(液体成分)の増加のほうがはるかに多いため薄まった状態になります。そのため、妊娠前よりも多くの鉄分を摂取する必要があります。

妊娠期には貧血になりやすく、妊娠中貧血になる妊婦さんは五人に一人!

妊娠期には貧血に苦労される妊婦さんも大勢います。

そこで効率よく鉄を摂るためのポイントをお伝えします!

 

Point1 動物性食品植物性食品では、含まれている鉄の種類が違う

 

食品中に含まれる鉄には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があり、含まれる食品の種類や吸収率に違いがあります。

<ヘム鉄>

吸収率は10~20%と高い

多く含まれる食品:かつお・煮干し・牛もも肉(赤身の肉)などの動物性食品

(*レバーにも多く含まれていますがビタミンAのとりすぎに注意してください!)

<非ヘム鉄>

吸収率は2~5%と低い

多く含まれる食品:ほうれん草・小松菜・切干大根・納豆などの植物性食品や大豆製品

 

「ヘム鉄」は「非ヘム鉄」よりも吸収率が高いです。つまり動物性食品を上手に取り入れることが大切です。それじゃあ、動物性食品ばかり摂ればいいの?そんなことはありません!非ヘム鉄の食品でもある食べ物を組み合わせると吸収率がアップします!!

Point2 鉄の吸収率をアップさせるにはタンパク質ビタミンCが効果的

 

非ヘム鉄の食品たんぱく質ビタミンCが多く含まれている食品を同時に摂取することで鉄の吸収率がアップします。

 

たんぱく質を多く含む食品:牛乳、卵、チーズ、肉類

ビタミンCが多い食品:緑黄色野菜・果物

 

このような食材を非ヘム鉄の食品に積極的に組み合わせて吸収率をアップさせましょう

例えば…ほうれん草の卵とじ・厚揚げのねぎみそチーズ焼き・小松菜+リンゴやキウイなどの果物でスムージーなどがおすすめですよ!

 

また鉄は胃酸が分泌すると吸収されやすくなります。梅干しや酢などの酸っぱいものを食べたり、よく噛んで食べたりすることで胃酸の分泌を促すと吸収率が高まります。

 

*今日のひとこと

鉄を多く必要とする妊娠期には、特定の食品に偏ったり好き嫌いせずに、鉄が多く含まれる食品を上手に利用しながらいろいろな食品を食べるといいですよ。おなかの赤ちゃんのためにもムリせず、食べられるものを選んで、効率よく鉄分強化をしていきましょう。

 

<参考>

貧血の予防には、まずは普段の食生活を見直そう – e-ヘルスネット

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-008.html

 

ダイエットコラム②リバウンドしないダイエット方法

リバウンドのメカニズム

リバウンドしないダイエット方法

 

みなさんこんにちは。夏にむけてダイエット中のそのぴです! 🙂

スリムな体型を目指して日々ダイエットを頑張っています。

みなさんはダイエットを経験されたことありますか?

「ダイエットに成功したのにリバウンドしてしまった」という人もいるのではないでしょうか。せっかく成功したのだからその体型を維持していきたいですよね。そこで、今回はリバウンドのメカニズムについてご紹介します。効率よくダイエットする方法を学んでいきましょう!

 

リバウンドのメカニズムを知るうえで重要なキーワードは「レプチン」です。

レプチンは満腹中枢を刺激して食欲を押さえます。また、脂肪を燃やし、エネルギー消費を促すことで肥満を抑制する働きがあります。

ところが、ダイエットをするとレプチンの分泌量が減少します。そのため、満腹感を得にくくなり脂肪も分解されなくなります。つまり、満腹感が得にくくて食事量が増え、エネルギー消費量も減るのでリバウンドをしやすいということになります。

 

では、リバウンドしない効果的な方法は何でしょう?

研究によると身体活動量を高めることでリバウンド予防につながることが示唆されました。

身体活動量を高めていくためには運動をしていくことが必要です。少し歩く時間を増やすだけでも大丈夫です。また、まとめて運動するよりもちょこちょこと生活の中で頻繁に体を動かすと、基礎代謝が上がり、食べたものを体にためずに燃焼させることが分かっています。ダイエット中に筋肉を落とさないことが重要です。バランスの良い食事をとり、簡単にできる運動を生活の中にとり入れてみるとよいでしょう。

 

ダイエットを行う上で、長期的な体重維持につなげるためには筋肉を落とさないために運動をすることが大切なんですね。ダイエットする際参考にしてください。

 

<参考>

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-059.html

レプチン e-ヘルスネット 情報提供

Obesity Facts Vol.7, No.6, 376-387, 2014.

(欧州肥満学会誌オベシティ・ファクツ)

(中田由夫、岡田昌史、橋本幸一、原田義則、曽根博仁、田中喜代次)

主菜って何だろう?

主食・主菜・副菜って、何? 主菜編

暑さにもやられてアイスコーヒーばっかり飲んでしまうたまちゃんです。 😥 

こんな風に暑すぎて冷たいドリンクを飲んだり、冷たいアイスばっかり食べてしまって食欲が無くなっている人はいませんか?暑くてもしっかりバランスのとれた食事をとることがパワーの源になるので、モリモリ食べて夏バテを吹き飛ばしましょう(^^)/~~~

 

では今回も食に関するお話をしてきましょう 😀 

みなさん、学校の帰り道などお腹が減ったとき「今日の夜ご飯は何かな~?」と考えながら帰ったりしますよね?

そんな時まず思いつくものといえば、ハンバーグやお刺身などの肉料理魚料理、オムレツや寒い季節に食べる湯豆腐といった大豆製品のはずです

これらの食事の中心となるものは主菜に分類されます。

 

でも、主菜と言われると“菜”って字が付くし野菜を含んでいる料理じゃないの!?と思うかもしれません。実は、主菜はタンパク質豊富な料理の総称です!

皆さんご存知のように、タンパク質は体を作る上で欠かせない栄養素です。

 

タンパク質の栄養素はアミノ酸スコアで評価されることを知っていますか?

タンパク質を構成するアミノ酸には必須アミノ酸非必須アミノ酸があります。9種類の必須アミノ酸は体内で生成することができないので、それぞれ食品から取らなければいけない必要量が定められています。

食品に含まれている必須アミノ酸がどれくらい満たされているかを示す指標のアミノ酸スコアは、100に近い数値であると必要な必須アミノ酸が揃っていることを示します。

 

そんな理想的な食品あれば、うれしいですよね 😉

実は身近な食品に

アミノ酸スコアが100のものがあります。

それは豚肉(ロース)、アジ()、鶏卵、牛乳、大豆です。

 

じゃあ、その便利な食品ばかり食べていればいいのか?

というと、そういうことではありません!!!

 

肉や魚はタンパク質と共に脂質も含んでいます。脂質には種類があり、肉の脂質は飽和脂肪酸、魚の脂質は不飽和脂肪酸(EPADHAが多くなっています。

 

脂質の種類って何??という方、今から詳しく説明しますね。

 

肉に多く含まれる飽和脂肪酸は多量に摂取すると血液中コレステロール濃度の上昇につながり動脈硬化などの原因となります。

それに対し青魚に含まれることで知られているEPADHA等の不飽和脂肪酸は血液をサラサラにするので血栓予防に効果があります。これが魚は体に良いと言われる理由です!

しかし、不飽和脂肪酸は揚げてしまうと外の油に流出するので、生活習慣病の予防に魚を食べる場合は煮付け塩焼きがおすすめ!!

 

種類の違う飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸どちらがいいというわけではなく、バランスよく摂取することが大切です。肉を食べたら次の食事は魚を食べるというように11の割合で食べることを心掛けましょう。

 

その他の主菜である大豆製品は納豆や、豆腐、油揚げなど和食の献立で食べますよね。大豆製品肉や魚に比べ脂肪分が少ないという長所があります。

も日本の食卓にはかかせないですよね?卵はコレステロールを含むから食べ過ぎは良くないと一度は耳にしたかもしれません。

実際のところ卵1個のコレステロール含量は約200μgです。それに対し人は体内で1,000μgほど合成しているので、健康な人が毎日2個食べても血中のコレステロールレベルはそれほど変化しません。これを理由に卵の1日摂取の基準値は無くなりました。なぜ日本で卵がよく食べられているのかというとビタミンCを除く全ての栄養素を含む完全栄養食品で簡単に調理できるからです!

 

伝統的な日本の食事は大豆、卵をバランスよく組み合わせているので肉料理が中心の欧米の食事内容に比べ、飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸がバランスよく摂れるようになっています。

いろいろな食材を食べることでバランスよく、栄養素が取れるので肉や魚、卵、大豆製品を組み合わせて食事を作りたいものですね。

 

 

参考:「健康・栄養科学シリーズ 食べ物と健康Ⅰ 食品の科学と技術」

菅野道廣,上野川修一,山田和彦,株式会社 南江堂

 

主食ってなんだろう?

主食・主菜・副菜って、何? 主食編

「主食・主菜・副菜のバランスを考えて食事しましょう!」

と言われた経験がはありませんか

でも食事バランスって何?(・・?

と疑問に思った人もいるはずです。

今回から3回に分けて主食・主菜・副菜についてたまちゃん😸が説明していきます。

 

今回のテーマは 『主食』🍚

主に炭水化物の供給源である

<ごはん パン 麺 パスタ>

などを主な材料とする料理が主食とよばれます!

具体的に言うと白ご飯、おもち、食パン、ロールパン(菓子パンは含まない)、うどん、そば、シリアルなどのことですね!

 

では一体どんなものをどれくらい摂取すればよいのでしょうか??

 

まずは前回の“自分に必要なエネルギー量を計算してみよう“のコラムを参考に

主食からの必要なエネルギー量を計算してみましょう。

日本では、『主食』からは1日のエネルギーの50~60%を摂ることが望ましいとされています。

ということは 1日の必要エネルギー量(kcal)×50~60% をやってみましょう!

 

主食のエネルギーの目安はこんな感じです

1日に2300kcal(女性15~17歳) を必要とする人の1食分の目安として主食は約460kcalです。

コンビニのおにぎり2つ(200g)

 

400kcal
ざるそば1食約270g

350kcal
スパゲッティ

550kcal

コンビニおにぎり(2個)、そば・スパゲッティなどの麺類は1人前を目安にしましょう。

 

 

自分に合った主食の量が大体イメージできましたか?☻

 

実は最近、炭水化物ダイエットなどという言葉を耳にするように

多くの人が炭水化物を多く含む主食を十分に摂れていません😨

 

www.mhlw.go.jp/file/04…/kekkagaiyou.pdf

平成27年国民健康・栄養調査結果の概要-厚生労働省

 

こちらは成人男女のデータですが、男女ともに炭水化物を食べる量が年々減っていることが分かりますね…

例えば平均的な成人女性だと、

1日に必要な炭水化物の摂取量は約250~300gですが、

平成27年のデータでは平均の摂取量は227g。

平均的な成人男性では必要な炭水化物量は約312~375gですが、平均の摂取量は227gと男女とも少し足りていませんね(-ω-;)ウーン

 

炭水化物で摂るべきエネルギーが不足すると、

脂質から摂取するエネルギー比率が高くなります。

使い切れなかった余分な脂質は体内で中性脂肪に変えられ、体脂肪として蓄積されます。

これは肥満や動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病が増えている理由の一つと言われています…!!!

 

炭水化物はエネルギー源として重要な役割を果たしています。

1日のエネルギーの50~60%を摂ることを意識して元気なからだを作っていきましょう👌

高血糖と食事

高血糖と食事

こんにちは!最近梨味のアイスにハマっているおぎゃわです。 😀

夏になるとすぐにアイスやジュースなどをついつい口にしてしまいますよね。甘いものを食べすぎた後は血糖値が気になりませんか?

 

今回は血糖値と食事についてお話します。

血糖コントロールを適正にするには、

規則正しい食習慣

適正な摂取エネルギー量

栄養バランス

が大切です!この三原則について詳しくお話しします。

 

規則正しい食習慣

毎日仕事が忙しくて外食が多くなったり、朝食を抜いたり、夜食や早食いをしたりしていませんか?私もアルバイトが終わった後の夕食はどうしても遅くなってしまいます。

これらの食習慣は血糖コントロールを乱しやすくなります。毎日適切な決まった時間に食事をとるよう少しずつ改善していきましょう!

 

適正なエネルギー摂取量

適正なエネルギー摂取量については初回ののっぴーのコラムでお話ししましたね!皆さん計算してみましたか?まだの方は是非計算してみてください。

計算した適正なエネルギー摂取量とアプリで登録した1日の食事のエネルギーと比較して多いのか?少ないのか?自分の食事を見直してみましょう!

 

栄養バランス

「バランスがとれた食事」ってよく聞きますが、いったいどんな食事なのか?

青年期向けコラムの「食事バランスガイド」「食事の選び方」で分かりやすく説明いたします。8月下旬にアップいたしますのでそちらをご覧ください!

それらに加えて食物繊維を20g以上摂る、食塩摂取を抑える、アルコールを飲みすぎないことも大切です。

食物繊維は血糖値の上昇を抑え、血清コレステロールの増加を防ぐいでくれます。パンを食べるときは白いパンでなく全粒粉が入っている茶色いパンを選んだり、きのこや野菜を意識してとるなどして食物繊維の摂取を心がけましょう。

 

食塩の摂取目標量は男性では1日8g、女性では7gです!

しょうゆラーメン1杯を汁まで飲むとなんと食塩6.0g摂取したことになります。ほぼ女性の1日の食塩目標量と変わらないですね!外食が多い方、味付けが濃い目の方は特に気をつける必要があります。

市販のカップみそ汁にも2.2gの食塩が含まれています。汁物はどうしても塩分が多いので、汁物を1日1杯にして具沢山にするとよいでしょう。そうすると他の料理に塩分をまわすことが出来ます。

アルコールについては、厚労省の定める節度ある適正な飲酒としてアルコールの摂取目安は1日20gまでです。

ビールでは中瓶(500ml)1本、清酒1合(180ml)、ワイン(120ml)1杯が目安です。

それじゃ少なすぎる…と思った方もおられるかもしれません。お酒と一緒にぜひ野菜が入ったおかずも食べてくださいね!

詳しくは厚労省HPをご覧ください。

厚生労働省「アルコール」

https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b5.html

減塩のコツやアルコールについてはまたのちのコラムでご紹介しますので、今日は血糖コントロールを適正にする食事の三原則を覚えてくださいね!

次のコラムは水色大好きあかりんがお送りします。おたのしみにー 😀

<参考>

エッセンシャル臨床栄養学大8版(2017) 佐藤和人、本間健、小松龍史

 

フレイルをご存知ですか?

フレイルについて

はじめまして!パンとリスと音楽が大好きなおぎゃわです!

夏祭りシーズンですね!

私は金魚すくいがしたくてしたくてうずうずしています。

金魚すくいって意外と筋力や瞬発力が必要だったりしますよね。

 

さて、本日の話題はフレイルです。

フレイル(虚弱)は高齢期に老化に伴って徐々に身体などの機能が低下し、健康障害や介護状態に陥る危険性が非常に高くなっている状態です。

 

フレイルの原因は、

身体的な原因

サルコペニア、低栄養、嚥下・摂食機能低下などの

精神的原因

認知機能や意欲の低下、抑うつなど

社会的な原因

閉じこもりがちになったり、社会交流が減少したりなど

様々あり、それぞれに影響しあっています。

 

※サルコぺニア:加齢に伴い、進行する筋肉量と筋力・身体機能が低下すること。立ち上がりや歩行がだんだんと億劫(おっくう)になり放置すると歩行困難になるため高齢者の活動能力低下の大きな原因となっています。

 

国際的に統一されたフレイルの定義や診断基準はまだありませんが、

今回はFriedの基準を使ってフレイルのセルフチェックを行いましょう。

 

  •  体重減少(意図しない年間4.5㎏または5%以上と体重減少)
  • 疲れやすい(何をするのも面倒だと週に34日以上感じる。)
  • 歩行速度の減少
  • 握力の低下
  • 身体活動量の低下

 

この5項目のうち3項目以上該当するとフレイル

1または2項目だけの場合にはフレイルの前段階であるプレフレイルと診断できます。

結果はいかがでしたか?

フレイル、プレフレイルに当てはまった方も大丈夫!

フレイルは改善することができます。

原因を考え早めに働きかけることで進行を止めることが大切です。

では、フレイルの予防には何が重要なのでしょうか

日本人の食事摂取基準(2015年度版)

キーポイントは「低栄養」です。

低栄養になると、サルコペニアにつながり、活力低下、筋力低下、身体機能の低下を誘導し、活動度、消費エネルギーの減少、食欲低下をもたらし、栄養不良状態を促進させる図のような負のスパイラルであるフレイルティ・サイクルに陥ってしまいます。

 

フレイルに関連する栄養素は

タンパク質(肉や魚など)、ビタミンD(鮭、しらすなど)、

ビタミンE(玄米、うなぎ、ナッツ類など)、ビタミンC(果物類、いも類など)、

葉酸(ブロッコリー、ほうれん草など)等があげられます。

 

タンパク質をしっかりとってビタミン、ミネラルを豊富に含む野菜や果物をバランス良く摂取することが大切です。

難しく感じるでしょうか?

いいえ!主食、主菜、副菜をそろえるだけでいいんです!

そのポイントについては次回のコラムで紹介します。

 

<参考>健康長寿ネット「フレイルの治療」

https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/frailty/about.html

厚生労働省 e-ヘルスネット「サルコぺニア」

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-087.html

 

なぜ糖尿病になるのか?

なぜ糖尿病になるのか?

はじめまして!音楽とパンとリスが大好きおぎゃわです! 😛

最近はレーズンとクルミのパンにはまっております。 😳

あと、暇な時間はずっとシマリスの動画を見ています。シマリスは本当にかわいいので皆さんもぜひシマリスの動画を見てみてください!

 

さてさて、本日は近年急速に患者数が増加している糖尿病についてお話します。

日本で糖尿病の疑いがある人は成人の6人に1人で約1870万人にのぼります。

 

そんな糖尿病、なぜなるのか?

糖尿病のメカニズムについてお話します。

 

〇糖尿病のメカニズム

糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があり、1型は子供や若年に多く見られますが、

2型糖尿病は遺伝的な体質に過食、運動不足などの生活習慣が重なって発症します。

日本人の糖尿病患者の95%が2型です。

つまり、

糖尿病患者のほとんどが予防できるという事です。

 

また、日本人は遺伝的にインスリン分泌能が欧米人の約半分であるため、糖尿病になりやすく、軽度の肥満でも発症することがあります。日常生活に注意しましょう。

 

糖尿病は、初期にはほとんど自覚症状がありません。しかし気づかないうちに高血糖は血管に悪影響を及ぼすため、次第に細い血管が障害され、目の網膜、腎臓、神経などに異常をきたします。

その結果、糖尿病腎症(透析の原因)、神経障害(足の壊疽の原因)、網膜症(失明の原因)などの合併症を引き起こします。

そのためサイレントキラーと呼ばれるのです。

糖尿病予防、悪化防止のために検診を受けることがとても大切です。

 

糖尿病セルフチェックをしてみましょう!

血糖が高いと言われたことがある

□肥満気味である

□高血圧と言われて、薬を飲んでいる

□糖尿病の親、兄弟・姉妹がいる

□40歳以上である

□外食が多い

□野菜をあまり食べない

□あまり運動をしない

□車に乗る機会が多い

□妊娠時に尿から糖が出たと言われた

血糖が高いと言われたことがある方、その他の項目がいくつか当てはまる方は、糖尿病の可能性が高いですので、早急に検査を受け、適切な治療を受けましょう。

日本医師会 糖尿病リーフレットより引用

http://dl.med.or.jp/dl-med/tounyoubyou/diabetesl.pdf

どうでしたか?糖尿病について、理解していただけましたか?

次回は糖尿病を予防する食事の選び方についてお話しします。

お楽しみに!

<参考>病気が見えるvol.3(2012) 岡庭豊 メディックメディア p25~27

 

ダイエットコラム① 適正体重を知っていますか?

はじめまして!スティッチ大好きそのぴです。毎日スティッチに癒されながら生きています!! 😀

最近暑い日が続いていますが、みなさん体調はどうですか?わたしの周りには、熱中症になった人もいるので

みなさん、水分を十分とってくださいね!!

 

本日は適正体重についてお話しします。

みなさん、自分の体重は適正かどうかご存知でしょうか。

 

日本では、男性は40~74歳で2人に1人の割合でメタボリックシンドロームが強く疑われる又はその予備群、

女性は、20歳代、30歳代で、5%未満、40歳代で約10%、50歳代で約20%と男性に比べて少なめですが、年齢とともに顕著に増加します。

(平成27年国民健康・栄養調査より)

肥満や過剰なやせを予防するために、自分の体重が適正であるか知ることが大切です。

本日はBMIを計算して、自分の体重は適正かどうかチェックをしてみましょう!

BMIとは、世界中で用いられる肥満度を表す指標です

 

BMI=体重(kg)/身長(m)2で求められます。

 

例えば、体重60kg、身長170cmの男性Aさんだと

BMI=60/(1.70)2=20.8 となります。

 

みなさんも計算してみましょう!

下の表がBMIの結果の表です。

18.5未満 低体重
18.5以上25未満 普通体重
25以上 肥満

日本肥満学会

いかがでしたか?

適切なダイエットや体重コントロールは、自分にとって本当に必要かどうか診断してから始めることが大切です。

すでにBMI18.5~25程度の場合、特別な体重コントロールは必要ありません。

またBMIが25未満であっても、1カ月以内に体重が5%以上減ったり増えたりした方や、BMIが18.5未満又は25以上の方は、適正体重を達成するために食事や運動など、生活全般を見直しましょう。

 

次に標準体重についてです。

医学的に最も病気のリスクが少ないBMIを22として

「標準体重」または「適正体重」としています。

標準体重は

標準体重=22×身長(m)2

でもとめられます。

先程の男性Aさんだと 標準体重=22×(1.70)2=63.6(kg)になります。

 

Q.どうして標準体重のBMIは22なの??

A.主に日本で行われた研究によると、総死亡率が最も低かったBMIは18~49歳で18.5~24.9、50~69歳で20.0~24.9、70歳以上で22 .5~27.4と報告されています。

そこで、食事摂取基準2015年版では、目標とするBMIの範囲を18~49歳で18.5~24.9、50~69歳で20.0~24.9、70歳以上で21 .5~24.9としています。このように年齢によって、目標とするBMIは異なり、簡易的に22を用いて計算します。

 

標準体重を計算してみると思ったより標準体重が重く感じるかもしれません。

日本人は外国人に比べて外見を意識しすぎて、標準体重でも体重を減らそうとする傾向があります。このことから日本人全体の体重意識がずれていることが指摘されています。先進国の中で未熟児の出生率が増えているのは日本だけです。

また、若い頃のやせは将来の骨粗鬆症やロコモティブシンドローム、寝たきりに繋がることが心配されています。

本当にダイエットが必要か見直してみましょう!

次回はダイエットの恐怖についてお話しします!

お楽しみに!

<参考>

厚生労働省e-ヘルスネット「肥満と健康」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-006.html,2018/7/6

菱田明,佐々木敏,「日本人の食事摂取基準2015年版」第一出版